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【でぃぐでぃぐでぃぐらん の記録 #2】「回る世界から見える未来」


ご挨拶

こんにちは。
「でぃぐでぃぐでぃぐらん」記録班をやってます。みっつです。

この記事では、2023年5月24日に開催された、第2回でぃぐでぃぐでぃぐらん で探訪した cluster ワールドについて振り返ります!


でぃぐでぃぐでぃぐらん とは?

企画の趣旨については前回の記事で詳しく書きました!
こちらを読んでください!


ざっくり言うと、
ちょっと昔の素敵なワールドを見つけて、みんなで遊びに行こうぜ!
ディグろう!ディグろう!ディグろう!走ろう!
的な企画です。

月1回 cluster で開催されるツアーイベントを軸に、関連することの発信を行っています!

それでは、2023年5月24日に行われた第2回でぃぐらんを振り返っていきます。


ParticleLiVE"WAVE"

作者:YORIMIYA さん

今回のツアー、一件目のワールドはパーティクルライブ。
YORIMIYAさんの作品で、公開日は2020年の3月。
超絶ハイレベル。

パーティクルライブが好きな人には、ぜひこのワールドを訪れてほしいし、
パーティクルライブって何?という方には、とりあえず行ってみてほしい。



ワールドに入室すると、演出がはじまります。
凪いでいた空気が動き出して、心地よいビートを刻みだす瞬間が好き。


空間が鼓動を始める。
自分たちの心臓の音も、つられて高まる。


白い空間をモノトーンな幾何学模様が切り裂く。
アクセントカラーはほぼ必ず1カットにつき1色になっていて、つい注視してしまう。
("古代人とコネクト"の瞬間の色使いに抜群のセンスを感じずにはいられない)

曲が、ワールドが、
「見ろ。ここを見ろ」
と叫んでいる。
そんな気分になります。


VR機器をお持ちの方は、
絶対にかぶって飛び込んでください。
そうでない方も、せめて1人称視点で観てください。


パーティクルライブの醍醐味の一つは、視界の外でも連続的に変化が起こり続けているという、空間そのものの存在感。その圧。
鳴り響く音がカラダを飲み込んでいく 感覚。


特にこの作品は、空間の縁を感じさせないのがすごい。

飛び散るプレートはどこまで飛んでいくのか。
伸びる螺旋はどこまで続いているのか。
そもそもここはどれだけの広さがあるのか。


ちなみにYORIMIYAさんは、作品を360°動画としてYouTubeにもアップロードされています。

今の筆者がそうであるように、"あの時の記憶を呼び起こす"ために視聴するのにはいいのかもしれませんが、どうしても16:9の画角に切り取った枠の外にはなかなか意識が向かいません。

それと、いくら360°動画で視界を動かせるとはいえ、YouTubeの画面を見ながら、頭を振るような、曲に乗せて画面を揺らすようなことは普通しません。
身体で曲を感じるためには、その音が鳴り響く空間に自分が入り込むことが重要なのでしょう。

(試しに360°YouTubeで曲に合わせてヘドバンのように視界を揺らしてみたら、ちょっと楽しかった)


パーティクルライブの醍醐味の一つには、それが”ライブ”であることも挙げられると思います。当たり前といえばそうなのですが。

自分は観客の一人であり、同じように観るために参加した人々と感情を共有できること。


曲に身をゆだねて身体を揺らす。
次々と"襲い掛かってくる"演出に驚き、ぎゅっと身体がこわばる。
時に目が潤み、肩が震える。


そのように、自分が世界に入り込んでいることで生まれる一挙一動もまた、他の参加者にとっての演出の一つになっている。


舐めまわすように一人で鑑賞するのも、もちろん乙なものですが、
大勢で観るパーティクルライブには、"ならでは"の味わいがあります。

すべての演出が終わった時の喪失感を周りの人と共有する瞬間も、また好きです。


誰と観るか、誰が居たか、までの解像度でなくても、
誰かと観た、そこに誰かが居た、ということがなにか重要な働きをしているのではないかと、ツアーイベントの写真を振り返りながらしみじみと思ったのでした。



【ミニゲーム】ボウオクリ

作者:ぴーじま さん

二つ目に訪れたワールドは、ぴーじまさんにより2021年6月にアップロードされたボウオクリ。

でぃぐでぃぐでぃぐらん としては初めてのゲームワールドです。


2陣に分かれて、足場から落ちないように相手の陣地にたどり着き、"棒を送る"ことで、自チームに点数が入る。
というルールです。
どこかに穴がありそうなほどシンプルで、そそられます。


点数が入るごとに構造が変わる足場は、時に細かったり、時に傾斜がついていたりして、かなりキツイ。

アスレチック要素に1on1のバトル要素が組み合わさって、かなり燃えます。ソーシャルプラットフォーム特有の同期ズレすらも、楽しめる要素の一つかもしれない。


もちろん、運動が得意じゃない方や疲れた方、体調のすぐれない方のために(?)観戦用のスペースもあります。

ツアーイベントの中では、スタッフの一人が全体に向けてバトルの様子を実況をしてくれていたので、非常に盛り上がりました。


思えば私たちはかつて、
坂道があれば登ってみたくなるように心をプログラムされていましたし、
白線から落ちると死んでしまう運命を背負っていましたし、
歩道にブロックをみつければジャンプして飛び乗って、そこから落ちないように渡り歩いていくことを生業としていました。


特に目新しい遊具のない小さな公園でも、友人と集まれば新しい遊びが生まれました。


仮想世界、メタバースの暮らしについて、筆者は個人的に、小学校くらいの放課後の時間がものすごく近いと思っています。

集まる場所や、遊びの内容、その他すべてが
”その時の自分たちの流行り”
というなんとも気まぐれなものに支配されていて、流動的。

今日はこれを、明日はこれを、といった目的意識のようなものは全くないけど、ただただ楽しい思い出だけが蓄積していく。


なんとなく集まって、そこに居る人たちと、それぞれの門限まで暇をつぶす。
みんなで走り回ってる人もいれば、漫画を読んでる人もいるし、宿題をしている人もいる。
自由に過ごしていることが当然のように受け入れられている。
そんな贅沢を、奇しくもいま改めて味わっているのかなと思っています。


きっとそういう日々を少しでも退屈にしないために、我々の脳には新しい遊びを生み出す機能が備わっているのでしょうし、
遊びというものは、世界や自分たちの人生に大きな影響を及ぼさないことが確約されているので、自己を思いっきり開放することができるのだろうと思います。


うだうだ書いてしまいましたが、

「遊びって、いいよね!!」

と、心から思える時間を過ごせた、最高のワールドでした。


最後に

今回も2つのワールドについて振り返ってみました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

次回のツアーイベントは2023年6月26日(月)の 22:00 ~ 22:30 で第3回目を開催予定です!

イベントページはこちら!ぜひクリックして「気になる」して通知を待っておいてください!

一緒に "でぃぐ" りましょう!



イベント集合写真ドーン。

その時身に着けているものを見ると、
「あ~そういえばこんなことしてたね」とか「これ流行ってたよねw」とか、そういう気持ちになりますね。

みんなの投稿

たくさんのご参加ありがとうございました~!!
またぜひご参加くださいっ!

https://twitter.com/Alice_Darake_TM/status/1661366558596255753


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