『あの日、君は何をした』 まさきとしか さん

【読書日記】
『あの日、君は何をした』
まさきとしか さん

『完璧な母親』でも思ったけど、
この方の作品に出てくる
母親たち🤱
ヤバい。
愛情が強すぎて、
行動が、ね。

家族全員の好きなものばかり
出された食卓を
幸せ全開に囲む。
そこに至上の喜びを感じる母親。

突然、息子が死んだら。
しかも、それが
逃走犯と間違えられて
パトカー🚔に追われての
事故死だとしたら。

残された家族。
特に母親🤱が見せ始める
狂気。
あわやというところで終わる第一部。

15年後の第二部では
まったく別の殺人事件が。

殺された女性の同僚が
行方不明に。
その妻は幼い子を抱えて
何かを隠しているようでもあり、
でも仕事をしながら、日常を過ごす。
そんな嫁にしびれを切らす
義理の母。
自分こそが息子を探さねばと
躍起になる。

そうこうしているうちに

いろいろなものが
接続されてゆく。

あ、まさかな繋がり。

じわじわ
ぞわぞわ
ぞくぞく

事件を追う刑事のキャラも
独特で。

みな、
何かを背負って生きているよね。

結末でわかる
タイトルの
あの日、君は何をした
のか、の意味。

いや、
あの日、何が起こったのか。

なーーんで
そんなことになったのか。

運命の悪戯に、、、
でも
やっぱり
ダメだよ。

そんな愛情表現は！

ってのが、感想かな。

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