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「あなたの人的資産=1億円」と仮定すると見えてくるもの

個人の資産管理について20年以上にわたってあらゆる相談を受けながら研究するうちに、適切に管理すべき資産は「金融資産」だけじゃなくて「不動産資産」もあり、さらに「人的資産」も見逃せないと思うようになった。

でも、人的資産を「その人が今後生み出しうるキャッシュフローの現在価値の累計」で見積もるのはなんか味気ないというか、実用的でない感じがしたんだよね。

そこであるとき「大卒時の人的資産=1億円」と仮定する枠組みを考えてみた。

人的資産1億円を3%で運用すれば年300万円の収入が得られるし、自分という人的資産の運用に慣れてきて5%運用できれば年500万円の収入が得られる。人的資産7%運用レベルのハードワークで年700万円の収入を得ることもできる。でも欲張って15%運用を目指したりすると、頑張りすぎて身体を壊したり精神を病んだりして人的資産が7000万円まで3割目減りするリスクも高まったりする。

大卒時に1億円あった人的資産の元本、知識や経験が着実に増える20代や30代は上がりやすいけど、40代や50代になると変化に対応できずに頭打ちになったり減り始める人も多くなる。そして60代、70代を超えて、やがて健康寿命が完全に尽きたら(全く働けなくなったら)人的資産はゼロになると考えてみよう。

この枠組みで考えると「自分の人的資産を殖やすにはどうしたら良いか?」に対するあなたの答えらしきものが少しずつ見えてくるはずだ。



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