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3種の節税アプローチ その3「オマケをもらう」

あらゆる節税アプローチは突き詰めると3種類に集約されるというお話、前回までに「1.所得を減らす」「2.税率を下げる」を紹介した。

前回までのおさらい。節税を考える際のメイン公式は「所得 × 税率 = 税金」だ。法人が大きな利益が出そうな決算期末に経費を多めに使うのは「1.所得を減らす」だ。投資信託を買う際にNISA口座を使って譲渡益税を減らすのは(20%強の税率を0%に下げる)「2.税率を下げる」だ。親から子供への1000万円の贈与を一括でしないで数年以上に分けて行うのは「2.税率を下げる」だ。自営業者が現金売上の一部を計上しないのは「1.」・・それは節税じゃなくて脱税やないかーいww

前置きが長くなっちまったが、今回は最後の「3.オマケをもらう」をお送りしよう。これは主に「税額控除(ぜいがくこうじょ)」などのことだな。

例えば、住宅ローン控除。長年にわたって「年末ローン残高の1%」が10年ほどオマケとして戻ってくるような制度だったが、2022年以降のマイホーム購入では「年末ローン残高の0.7%」にオマケが縮小された。

ふるさと納税などの寄附金控除も主にオマケをもらうような仕組みだな。一定の限度額までなら、概ね寄付した総額(から2,000円を引いた額)が住民税等が減る形で実質的に戻ってくるから。

また、厳密にいうと節税じゃないけど、様々な給付金や助成金を活用するのも「3.オマケをもらう」の一環として認識しておくのがいいだろう。

政策的に設定された様々なオマケのうち、もらえるものは貰っておくのも忘れてはいけない節税アプローチのひとつだぜ!








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