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狂気と正気のあいだ

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もともと同名のブログで、いろんなテーマの文章をごった煮状態でアップしていました。その中から、死生観について、身体とこころについて、芸術についてなど、実体験をベースに内的思索を巡ら… もっと読む
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記事一覧

「触欲」という根源的なもの

先日、国立民族学博物館の特別展「ユニバーサル・ミュージアム さわる!“触”の大博覧会」を…

承認のディストピアからの自己救済:映画「JOKER」によせて

己の傷つきや無力さに否応なく直面させられたとき、その場を笑ってやり過ごすという術しか持ち…

囚われからの自由は可能か:劇団態変「心と地」によせて

フィクションは事実ではない。しかし、秀逸なフィクションは、人間の業をめぐる真実を呈示する…

時空の歪み、シンクロニシティの破綻

劇団態変の新作公演「翠晶の城」を観た。 今作は引き算の演出とでも言おうか、これまで私が観…

腐らずにいられる条件

死を迎えたその瞬間から、腐敗がはじまる。 何それ、当たり前じゃないの。そう思われただろう…