シンプルで強い目標のつくり方
世の中には、さまざまな目標が存在します。
「今年こそ水着になっても恥ずかしくないぐらい痩せたい」「結婚したい」といった個人的な目標から、「○○業界のリーディングカンパニーを目指す」、「昨年比5%の売り上げアップを達成する」といった企業の目標などさまざま。
もちろん、目標にはそれぞれの目的や状況によっていろいろな見方がありますが、「目的を達成するために設定するもの」という点は同じかと思います。
では、どのような目標が最も効果的なのでしょうか?
それは正しい目標?
一つの答えとして、「本質的な目標」という考え方があります。
これは、具体的で魅力的なものであり、大きな意味を持ち、かつ測定可能であること。
たとえば、「今年こそ水着になっても恥ずかしくないぐらい痩せたい」という目標は、非常に魅力的ですが、どの程度痩せれば良いのか測定が難しいでしょう。
「結婚したい」という目標も魅力的で測定は可能ですが、どんな人とどのように結婚するかという具体性に欠けています。
「○○業界のリーディングカンパニーを目指す」という目標は、目指す方向は魅力的ですが、そもそもリーディングカンパニーとは何か?どうすればモリーディングカンパニーになったといえるのか?・・・測定が難しいでしょう。
「昨年比5%の売り上げアップ」は測定可能ですが、これが本当に魅力的な目標かは、その目標に込められた意味次第です。
単純明快な目標
本質的な目標の良い例として挙げられるのが、以下の目標です。
これは、2005年のハリケーン・カトリーナで大きな被害を受けたニューオリンズの復興の遅さに閉口して設立されたメイク・イット・ライト財団の目標です。
じつはこの財団、俳優で社会起業家のブラッド・ピットが立てたというのだから驚きです(天は二物を与えるのでしょうか・・・)。
この目標は、場所も数も具体的で、復興という大きな意義を持ちつつ、建設進捗は明確に測定可能という点で、とても良い本質的な目標と言えるでしょう。
あなたの目標は本質的?
この「本質的な目標」という考え方は、いろいろな目標設定で役に立つ、使い勝手の良いフレームワークです。
あなたの目標は、本質的なものでしょうか?
それは個人的なものかもしれませんし、職業的なものかもしれませんが、「この目標は質的な目標か?」と自問自答してみると、シンプルで使いやすい目標設定ができるかもしれません。
▼本質的な目標を学ぶ▼