文化はエピソードに宿る
入社して3ヶ月ごろ、だいぶ仕事にも慣れてきていた。その慣れがいけなかったのか、取引先への出荷依頼を本来1回の送信で良いにも関わらず、2回送信してしまった。
システムから一斉送信だったため、数十社の取引先に誤った出荷依頼のメールが送信されてしまった。すぐさま電話などでリカバリーしたが、間に合わない取引先も数社あった。。。
早速、同じミスが起こらないようにと、システム班のメンバーも加わり検証が始まる。検証した結果、そもそも1回だけ連絡できればいいのに、出荷依頼の送信ボタンが何度も押せるようになっていたのが良くなかったということで、一度しか押せないようにシステム改修を実施。
上司からも特に怒られることもなく、仕組みがより堅牢になりました。ミスを憎んで人を憎まず。
社内エピソード収集家として売り出し中の私ですが、先日も、社員のみんなに、当社らしいエピソード教えてとお願いしたところ、仕事の合間を縫って(合間を縫うって素敵な表現だな、、、)書き出してくれました。
そもそもエピソードってなんだ。って話ですが、過去に起こった象徴的、具体的な出来事とでも言いましょうか。あるある、ともちょっと違いますかね。
そんなエピソードですが、昔からずっといる人は、覚えているかとか、それを話せるかは別として、会社でのエピソードが集積していきます。一方で、今日入社した人には、社内のエピソードはたまっていません。(当たり前のことを言っている)
高校の部活の同期が、高校の部活の同期っぽいのは、エピソードを体験した期間のスタートと終わりが一致しているからかなぁなんて思ったりしています。高校の部活の同期同士では、文化を明文化したりしないですが、それっぽいものがあったりします。
と、御託をならべてますが、丁寧な説明は書籍(カルチャーを」経営のど真ん中に据える)にゆずるとして、文化(らしきもの)を抽出するためにもエピソードを収集して、収集の過程で、入社時期がまちまちの社員にも共有していけば、文化(らしきもの)がおぼろげながら認識されていくのではないかというわけです。
好ましいエピソードには、年月日や登場人物がいるとみずみずしくなります。最初から完璧なエピソードは出てこないので、書いてもらった手がかりをもとに、詳細をヒアリングしたりします。(それはこれから)
このタイプの「ミスを怒られない」「ミスが起きる仕組みを放置していたことがよくない」「そもそも人はミスをするもの」「人の努力をあてにしない」的なエピソードは多く集まりました。これは当社の文化らしきものとしてありそうですし、印象的なエピソードは、だいたいが前職との比較だったりするので、差別化要因にもなりそうです。エピソードは集めれば集めるほど、採用にもうまいこと使えそうです。
ということで、エピソードの話でした!
こんなエピソードですが、創業&上場企業の社長に聞いたら面白そうなエピソードが目白押しなのではないでしょうか!!
10月6日、7日@長野市(シャトレーゼホテル)にて創業&上場経営者が20名程度集まるイベントが開催されます!エピソード聞きにいきましょう!(ちょっと苦しかったか、、、)
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