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効果効能で選ぶのではなく、自分が使って良いと思うものを使う

自分はアロマが好きではありませんでした。
昔「集中するには五感へのアプローチが効果的」ということで、嗅覚へのアプローチとしてアロマを利用しました。
ちなみに聴覚のためにホワイトノイズの音源をかけていました。
サーという音だけなので、面白みのない音です。
いずれも集中を補助するだけであって、集中を生み出してくれはせず、本質的な集中には繋がらないな、と思ってやめてしまいました。
話を戻して、集中のためアロマで利用したのは「シナモン」で、集中の効果があるとオススメされていたからです。
値段はそんなに高くなく、600円くらいだったので購入して試してみました。
しかし、試してみると逆効果。
普段アロマを使わないからか、匂いにやられてクラクラしてしまったんです。
今まで無臭だったのに急にアロマで刺激を入れたからだ、慣れればすごい集中できる! と当時の自分は考えてポジティブにアロマを使い続けました。
予測の通りクラクラしたのは慣れていなかったからのようで、しばらくするとクラクラする感じはなくなりました。
だからといって慣れて集中できたかというとそうでもなく、むしろ匂いが気になるようになって、集中しにくくなってしまったんです。
それでも使い続ければ集中力が増すだろうと使い続けましたが、だんだん手が遠のいて結局使わなくなりました。

自分が感じていることが一番の良し悪しの判断になる

当時の自分は「自分がどう感じているか」を蔑ろにしていました。
アロマのように乗り気でなくても集中にいいからと使い続けたり。
多く飲むことが辛いプロテインを体の代謝のためだとたくさん飲んだり。
自分がどう感じているかより、「これが良いとされているから」と、効能を得るために使っていました。
それが悪いことだとは思いませんが、判断基準を完全に自分の外側に置いてしまっていて、よくなかったな、と振り返って思います。

自分が嫌だと感じていることは、自分の体が拒否反応を示しているということでもあります。
表記されている効果効能は一般的に良いというだけ。
あるいは良いと紹介されたものはその人にとって良いということ。
だから、自分にも効果があるとは限りません。
注意書きによくあるように、個人差があるので。
誰にとっても効果があることはおそらくありません。
私たちは機械ではなく生きる人間なので、効果があるかは試して初めてわかります。
試してよければ使って、よくなければやめる、と感じていることに素直に従うことが大切です。

感じていることがよくわからなければ、自分に質問してみる

自分の感じていることがよくわからない、ということもあると思います。
疲れていると特に自分の感覚が鈍って、刺激に鈍感になりやすいです。
部屋が氷河期のように寒かったのに、自分は何も感じていなくて暖房をつけていなかったら驚かれた、なんてことがありました。
これは極端な例ですが、疲れていたり自分が感じていることを蔑ろにしていると、レベルに差はあれ感じていることがよくわからなくなります。
そのため感じていることがわかるようになる一歩として、自分に対して質問をすること。
意外にも、自分に質問すると返ってきます。
顔はわかるけれども名前が思い出せずにモヤモヤしていたとき、しばらくモヤモヤしていたものの日常でその考えが流れてしまった。
日常で流れて思い出そうとしたことも忘れてします。
思い出そうとしたことすら忘れていた状態でも、お風呂に入ってリラックスしたら、脈略なく急に名前が出てきた。
なんてこと、よくあるんじゃないかと思います。
質問したことは頭の中で無意識に巡って、無意識が答えにたどりついたとき、ポンと答えが出てくる。
感覚でも同じだと思っています。
すぐに答えが返ってこないかもしれませんが、自分に質問すれば無意識が考え続けてくれて、回答するための回路ができてきて返ってくる時間がだんだんと短くなる。
すなわち感覚が戻ってきて、自分の感じていることがわかるようになると思います。

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