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波に乗れない僕

 こんにちは、甘野充です。

 noteでたくさん読んでもらうためには、ハッシュタグをうまく使ったり、イベントに参加したり、コラボしたり、コメント書いたり、なんてことが必要なのだが、僕にはそれがうまくできない。
 僕は人に合わせられないのだ。
 絵にしろ小説にしろ、僕が僕である100%を追求している。純度を高めることが、僕の創作だ。人に合わせようとすると、居心地が悪くなる。そんな居心地の悪さが毒になって、僕の心を蝕む。
 こんなんじゃだめだ、こんなんじゃだめだ、こんなんじゃだめだ。
 いくらいいものを書いても、その存在を広く知ってもらわなければ、評価の対象にすらならない。

 僕の世界はニッチなのかな。
 だって、僕が気に入ったnoteの記事は、スキが少ないものが多い。
 ああ、これいいな。これなんだよ、と思えるものが驚くほどスキが少なかったりする。
 やっと見つけた、と思っても、新作は出てこない。
 ああ、そうか、そういうことなのか。僕が読みたいものを自分で書いても、ニーズが無いんだな。読みたいものが無いから自分で書く。だけどもそれは、誰も求めていないんだ。売れないから誰も書かないんだ。

 noteのコンテストは参加しない。
 だって皆がいいと評価したもの、ぜんぜん面白くない。
 世界が違う。価値観が違う。
 僕の感覚は世間とずれている。
 でもそれでいいのかなあ、なんて思う。

 でもね、僕の小説を好きだと思ってくれる人たちがいるわけで、楽しみにしてくれる人たちがいるわけで、僕は僕のために、僕を好きだと思ってくれる人のために、書くのだと思う。
 ああ、僕はラブレターを書いているのだな。

 多くの人に受けるものを書こうとするのはやめた。
 僕はこれからもラブレターを書き続けるのだ。

 愛してるよ、みんな。
 僕の読者の方々へ捧ぐ。

 今日はそんな感じです。
 それではまた。


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