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ドンキで買った
「ドンキで買ったんだけど」
「え? 何が勝ったの? 1番くじでB賞が当たったの?」
「エヴァの2号機が当たったのはあんたでしょう?」
「うん」
![](https://assets.st-note.com/img/1673387059419-6AksbVzILA.jpg?width=800)
「また殴られた?」
「なんでそうなるの?」
「欽ちゃんか?」
「そうじゃなくて、今年はうさぎ年でしょう? だからこれ」
彼女はドンキのレジ袋からそれを取り出した。
それはバニーガールのコスプレ衣装だった。
「じゃあ着替えるからあっち向いてて」
「ジャンケンポン」
「あっち向いてホイじゃないから」
「だるまさんが、転んだ」
「振り向かないでよ。そんなに私の生着替えが見たいの?」
「うん」
「いいから、お楽しみはこれからよ」
僕はあっちを向いてホイをせずに、だるまさんが転んだのように振り替えらずに、着替えが終わるのを待った。
それはそれでドキドキした。
それがドンドンドンキの魅力なのか。
「さあ、いいわよ」
と彼女が言った。
僕は振り向く。
「ジャジャーン!」
そこにはバニーガール姿の彼女がいた。
「おおお、ビューティフル! ビューティフル・サンデー! 今年がうさぎ年で良かったー!」
おわり。
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