アイドルはグループ
こんにちは、甘野充です。
アイドルというと、昔は個人で存在しており、オーラを持っていて輝いた存在だった。
だけども最近はグループだ。趣味の多様化が原因だろうか? 個人の魅力が減ったのか? 多勢に無勢。弱肉強食の世界で勝ち抜くにはグループじゃないとだめなのか?
アイドルだけではない。ヒーローもグループだ。日本ではゴレンジャーから始まった戦隊ものが定番化している。
仮面ライダーだって今や複数のライダーが登場するのが当たり前だ。
アイドルグループはヒーローものの影響を受けている。カラーで個性を表す仕組みはゴレンジャーの影響だ。
海外ヒーローものも今やグループだ。アベンジャーズだったりジャスティスリーグだったり。
ユーチューバーも一人で始める人が多かったけれど、今やグループ化されてきている。
アイドルグループやヒーローなどは個人の人気もあって、集まることで最強になる部分もあるが、逆に個の力が弱いから寄せ集めてなんとかする場合もある。
お笑い芸人を集めておもしろくする「有吉の壁」とか、旬を過ぎたアクション俳優を集めて映画にした「エクスペンダブルズ」とか。
ともかくグループ化されている時代なのだ。
そんな中で、小説家は孤独だ。
かつては「冷静と情熱のあいだ」のように江國香織と辻󠄀仁成の共作小説があった。また数人の作家の作品を集めた短編集みたいなものもある。
だけどもやっぱり他のグループ活動とは違うよね。
ハリウッドでは映画のシナリオを何人かで回してブラッシュアップすることがあるけども、それはシナリオであってそれ自体が作品じゃない。
小説家はせいぜい編集者との対話で作品を作るくらいだ。小説家が集まって作品を作るなんて、よほど波長が合わないと無理だろう。
いずれ小説家グループが登場する時代が来るのだろうか?
映画製作のように一緒に作品を作ることが可能なのか?
いや、やっぱり小説は一人で書くのがいいな。
自分の思い通りになって自分だけの世界ができるのが小説のいいところだから。
自分の思い通りになるのが、小説家の良いところなのだ。
小説家は孤独なのだ。
だけどそれが好き。
孤独が一番。
今日はそんな感じです。
それではまた。
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