良い人、悪い人、嫌な人。

どうやら、精神障害者には住む場所もないようだ

この記事を見て、まあそうですよね。と
半ば諦めがちになったのは、言うまでもありません。

自分が貸す側だったら、もしかして問題を起こすような人を入居させるより、健常者と言われる人（何をもって健常なのかは置いといて）を入居させた方が、揉め事も少ない。と言う考えでしょう。

私の姉は、所得の問題で一人暮らしの物件探しで苦労していました。
その頃の姉は、私とは違い「就労支援移行」と言う
私の就労継続支援B型より、さらに社会に接すると言いますか、
就職へ向けての訓練施設。と言うところに通っていました。

ですが、やはり一般の就職先ではないので
家賃が払えないのではないか、精神障がい者は……。ということで
審査に落ちまくっていたのです。

それでも、姉は良い大家さんに恵まれ、
なんとか一人暮らしができるようになりました。

私の場合は、最初から無理だとわかっていたので、
不動産屋さんに職業を聞かれた際
「フリーランスなんですけど」と言いました。

便利な世の中になりましたね。フリーランス。
雇用形態がまちまちで、収入もまちまち。
「確定申告は……。」
と言われましたが

「ああ、して無いですねフリーランスなんで」

どこまでもフリーランスで押し通す私。

世の中のフリーランスの皆様。ごめんなさい。

なので、現状残高での判断にしてもらえるか交渉。
これには自信がありました。
申し訳ないですが、私は生活保護ではなく、
母死んだ、祖母死んだ、祖父死んだ。なので。

それだけの苦労と苦痛を味わった分のものがあります。
そんなに多くは無いけれど、１〜２年分の家賃はなんとかなるか。
と判断されて、一発で審査を通過しました。
まあこの物件も、相当酷くて。

住人のゴミ出しは最悪。
隣のマンションとの間が近すぎて
うちのマンションなのか、隣のマンションなのか騒音がすごい
裏がトランクルームなのとトラックの駐車場で
朝早くから夜遅くまで、人の声がする……。

まあ、住めば都にして、半年やってきているので、
今年、初の夏を迎えます。
さて、日当たりの悪い場所だけど、夏の暑さはどうなるのかな〜。

話がそれましたが、精神障がい者が嫌悪されるとこの記事にはありますが、
私が入居希望の紙に職業を記載するときには
「水商売」なんていう項目もありました。
なんでしょう、朝早くにうるさくなる。とかでしょうか？

そもそも、精神障がい者でなくても、迷惑な住人はいるんです。
障がい者だからとか、生活保護だからではなく、
その人を一週間監視してから入居を決める。とかの方が
断然、生活リズムやゴミの出し方、夜間早朝の行動がわかって
良いのでは無いでしょうか。

いっそ、小学生の夏休みの宿題のように
「１日の過ごし方」なんてものを作って記入してもらった方が
私としては、似ている生活の人と過ごせて安心だし、
大家さんとしても、この時間に起きるなら
ゴミ出しはできる。夜は寝てるから騒音の心配は無し。など、わかるのでは無いでしょうか。

もちろん、夜中に働いている人は夜中に働く人同士で
ゴミ出しの時間をずらしてもらったり、宅配もだいたい同じ時間。

あとは、１日に飲む酒量とか、ウーバーイーツの回数とか
諸々を提出していけば、生活保護で精神障がい者よりひどい人は、たくさん居ると思うのですけどね。

まあ、昔は地主さんがいて、お世話になって
お互いが迷惑をかけ合わないようにして、
助け合ってきたから、問題なんかなかったんでしょうけど、
それができない世の中になってしまったことが、
とても悲しいことですね。

私個人としましては、やはり障がい者ということを隠して入居せざるを得なかったところが、一番自分でも、この世は普通とそうで無い人で、
分けられてるんだな。と感じていたからでしょうね。

障がい者＝嫌な人

この公式が、不動産業界だけでなく
他にもあるんです。
決して嫌な人になりたくてなったわけでは無いんですけれどね。