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ロゴ制作&文字組に役立つタイポグラフィ参考書7選

これまで読んできた&集めてきた本で、ロゴ制作や見出しの文字組に参考になったな、という本を整理してみました。少しでもお役に立てば幸いです!

たのしいロゴづくり

(用途)アルファベットのロゴ制作

文字の形に着目して、一部を切り取る、図式化するなどアイデアの工夫や、アルファベット各文字毎の様々なバリエーションが掲載されている本です。実際にロゴが出来上がる過程まで掲載されていて、かなり実用的にまとまっています。一番重宝している本。

ロゴデザインの教科書

(用途)あらゆるロゴ制作全般

ロゴの制作フローの他、「エレガントな」「かわいらしい」などジャンル別に良質ロゴが多数紹介されています。ひとつひとつに対して詳しい解説もされているため、その形状に至った背景や理屈から理解できるすばらしい書籍。索引ではロゴのイメージがついているため、逆引きもしやすい。

日本のロゴ・マーク50年

(用途)参考探し、巨匠の勉強

1969年から50年間、日本の良質なロゴをまとめた図鑑です。年代別に掲載され、制作陣の名前が細かく記載されています。解説などはされていないため、あくまで資料集ですが、自分の好みにあったクリエイターを見つけるきっかけや、構想段階でのヒントになると思います。

The Anatomy of Type(図解で知る 欧文フォント100)

(用途)欧文書体の選定

世界中でよく使われている欧文書体の造形を細かに観察した本で、書体の誕生背景まで記載されたマニアックな本です。見出しやロゴにはアルファベット専用書体を使うことが多く、モチーフにするフォントを選択する時の参考資料として重宝します。持っているのは洋書ですが、翻訳本も出ていたのでぜひ。私は辞書として使っています。

となりのヘルベチカ

(用途)欧文書体を知るきっかけ

有名書体を擬人化して、誕生の理由や目的、使用例などを紹介している漫画入り書籍です。これを一読することで書体を選ぶときに顔が浮かび特徴をとらえやすくなるので、欧文書体に馴染みの無い方、違いを知る上での入門書としてお勧めします。難しい言葉や長文が無いので、どなたでも楽しめます。

ターゲットから発想する文字のデザイン

(用途)日本語の見出し作り

大小をつける、動きを付けるなどの具体的なテクニックが実例とともにまとまっています。タイトル通りターゲット別に制作例が掲載されているので、求めるアイデアの引き出しとしても使えます。こちらは完全に日本語用。

文字のレイアウトで魅せる広告デザイン

(用途)実例の確認

タイトルや見出し、キャッチコピーに施されている文字への工夫別に、本当に世に出た実際の広告とともに紹介している実例集です。こちらも文字を枠で囲む、重ねるなどのテクニック別にまとまって紹介しているので、アイデア探しだけでなく、ある程度固まったアイデアの洗練化という意味でもすごく使えます。

以上です!今回はロゴと見出し向けに選定したので、またの機会に本文用やタイポグラフィ全般に関する良書も紹介します。

何か少しでもお役に立てば嬉しいです。


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