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なぜ呪いはかかってしまうのか?

 「呪い」というと現実離れした印象を持つ人は多いかと思いますが、そうでもありません。実は、何らかの呪いにかかっている人は少なくないのです。
 今回は、何故呪いはかかってしまうのか、意外な呪いの正体、呪いを避ける方法などを簡単に書いていきたいと思います。

※この記事は4分ほどで読めます。

そもそも、呪いとは何か

 人の恨みや嫉妬、執着は呪いになりやすく、日常からそうかけ離れたものではないと感じています。
 
 SNSでさまざまなことを発信する人が増え、多くの人がスマートフォンで手軽にネットを使える現代においては、誰もが簡単に他人の日常を知ることができるようになりました。そのため、思わぬ嫉妬を受けたり意外なことで恨まれたりすることも珍しくはありません。中には、自分のタイプの異性に執着心を持つ人もいるでしょうね。
 
 こうして、人の恨みや嫉妬といった念が生まれ、相手に飛んでいくことになります。そして、ターゲットにまとわりついて良くない影響を及ぼすこともあります。これが呪いの正体の一つです。

誰の呪いでも効くわけではない

 ところで、相手を恨んだり嫉妬したりするだけで誰もが呪いを発動できるわけではありません。そんなことで呪えたら、簡単に人を殺せますし不幸にすることが可能になります。
 私が実際に経験し、これまで調べた限りでいえば、念だけで相手にダメージを与えられるのは、相当霊感の強い人だけです。もしくは、よほど大勢の人から恨まれたり嫉妬されたりした場合と考えられます。

言葉は呪いになる。そして、それを発動させるのは?

 しかし、霊感が弱い人でも、相手に何らかの呪いをかけることはできます。それが言葉です。SNSの書き込みやコメントを含め、言霊というのは馬鹿にできません。よい方に使えばその人の力にもなりますが、悪い方に使うこともできるのです。

 口にした時点ではただの言葉ですが、実は意外なものによって呪いを発動してしまいます。それは、言葉をかけられた本人。つまり、自分で自分に呪いをかけてしまうのです。

 例えば、
「あなたにはできないよ」
と否定的な言葉を言い続けられていると、大概の人は無意識に自信を失っていきます。はじめは否定しても、たまたま失敗が続いただけで
(自分には、できないんだ)
と、次第に思考がネガティブになっていき「自分にはできない」「絶対無理」という自己暗示をかけ、呪いを発動させしまうわけです。

 このような言葉による呪いは、親や配偶者といった身近な人からも受けやすいといえます。特に、子供や配偶者を支配したい人は、相手に否定的な言葉を使う傾向が見られます。  


言葉という呪いを避けるには?

 相手からの言葉による呪いを避ける方法には、以下のようなものがあります。

  • 気にしない

  • 相手と距離を置く

  • 付き合いをやめる

  • きっぱり否定する

 相手が自分にとって嫌なことを言ってきても、気にしてはいけません。親身になって忠告してくれた場合は別ですが、悪意のある余計な言葉を吐く人もいます。嫌な発言が多い人とは、そもそも付き合いを絶つのが良い対策です。
 親や兄弟など離れるのが難しいときは、距離を置くという方法もあります。

 しかし、もっとも強く呪いを回避するには自分が強くなることが一番です。相手がレッテル貼りのような言葉や嫌な発言をしてきたら、きっぱり否定しましょう。
 そして、自分はそうではないことをはっきり言葉にしてやればいいのです。怖いと思ってはいけません。怖いと思うことも呪いを発動させます。

 

自分で呪いを作るケースもある

 ところで、誰からも呪いの言葉を受けていないのに、自発的に呪いをかけてしまう人も稀にいます。後ろめたさや劣等感から、自分で自分に呪いをかける人もいるのです。

 何らかの後ろめたさや劣等感を抱えている人は、他人の些細な言葉が自分に向けられているように感じてしまいます。よく考えれば誰も悪口など言っていないのに、自分が中傷されているように受け取ってしまいます。
 中には、特定の人の名前まであげて
「中傷されている」
「この人から再三悪口を言われている」
などと、思い込みから加害者の側になることもあるので厄介です。

 そうかと思えば、自己暗示から
「自分の行動は非難されているのではないか」
と思い込み、体調を崩す人もいます。思い当たる人は、よく考えてみてください。そして、思い込みという自身の呪いから抜け出しましょう。



『おまけ』 もちろん怖い呪いも存在する

 さて!
 そんな筆者は、長年複数の強い生き霊に取り憑かれた経験があり、その流れでさまざまな呪いについても調べてきました。素人によるものですが、呪いもかけられていたからです。

 その中で、敵を知ろうと某霊能者から話を伺ったことがあります。報酬をいただいて呪いをかけるという霊能者です。その方の場合、悪霊を相手に取り憑かせることで自死や事故死、または病死に追いやるという手段でした。

 ただ、力のある霊能者でも相当リスクが高いものであり、話をしっかり聞いて本当に受けるべきか判断するそうです。そして、実際に力を発揮できるケースはそうそうないようですね。


 つまり、現代の呪いは自己暗示がほとんどであり、気にせずにポジティブに生きることが良策といえるでしょう。そして、他人には前向きな言葉をかけること、自分にもポジティブな言葉を口にすることが大切なのです。
 


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