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例外だらけだった 「愛犬ぷるの最期」
今年のはじめ、急に旅立った愛犬ぷる。いや、確かに心臓肥大は指摘されていましたよ。でも、定期的に診てもらっていて「ただちにどうにかなるレベルではないでしょう」と言われていたし、それより歯周病を心配されていました。
今でも、考えると腑に落ちないことはたくさんあります。では、ぷるのどこが変だったのか、一般的なワンコとくらべて最期がどのように違っていたのか改めて書いてみます。
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死ぬまで食欲が落ちなかった
一番は何といっても食欲です。
ぷるは、最期まで食欲が落ちたことはついにありませんでした!亡くなる日の朝(1〜2時間前)もいつも通り食べていたのです。
亡くなる前日の夕食は3種類ほどのお肉を焼いてもらい、ドライフードとともに完食。夜食まで食べていました!ご飯の用意が気になってたまらず、キッチンを覗いていたのもいつも通りです。夫に「安静にしなさい!」と叱られてました。
いろいろなワンコの闘病記やハイシニアになってからの様子をさまざまなブログやYouTubeで見ていますが、ぷるのようなケースを見ることはほとんどありません。大概は少しずつ食欲が落ちていき、どの飼い主さんも食べさせるのに一苦労といった感じです。
食事の内容も変わっていくのがほとんどなのに、ぷるは最後までいつも通りのメニューで、硬いオヤツや硬いガムもずっと食べ続けていました。
主治医からは
「食欲と呼吸数に注意してください。食欲が落ちたり呼吸数が頻繁に20を超えたりするときはすぐ相談してください」
と言われていましたが、死ぬ直前まで食べてる子だったんです(汗)。
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夫は甘いので、ぷるにお裾分けできるよう自分のお肉は素焼きでしたww
最期まで筋力も気力も衰えなかった
ぷるは、散歩で気に入らないワンコに会うと大概喧嘩を売っていました(女の子です)。なんと、亡くなる数十分前も近所の黒柴犬に喧嘩を売ったぷるさん。前の晩から呼吸数が倍以上に増え(なのにご飯はしっかり食べました)、朝一番で病院へ連れていく途中のことでした。
車の中ではいつも通り外の景色を眺め、そのときに目に入った黒柴のワンコに吠えかかったんです。
流石に声の力は弱まっていましたが、そんな子が、まさかそのまま病院で亡くなるなんて思いもしませんでした。生まれ変わってくるなら、きっとぷるは真っ先に黒柴に喧嘩を売るんじゃないかと夫と話してますw
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筋力も最後まで衰えませんでした。
ベッドに駆け上がり、でんぐり返しをするという遊びは亡くなる2日くらい前にもしています。
異変が感じられたといえば、年末に咳が深くなったことと、元旦のお散歩に覇気がなかったくらい。思えば、あのときに急に悪化したのかもしれません。思い当たる変化はそれだけで、他はとても死が近いようには見えない子でした。
もちろん、看護などもほとんど無し。心不全の発作で倒れて心臓の服薬を始めたものの、飲んだのは亡くなるまでの1週間程度です。
なんだか、急に予定が変更になって逝ってしまったような、そんな感覚を今も持っています。
実際、最期に診てもらった近所の病院でも、初診では
「どうしてこうなっているのかわからない」
と言われています。肺水腫を心配しましたが、レントゲンを撮ってみると肺は綺麗でした。ただ、心臓の大きさを指摘されただけです。
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ぷるは他に特別なお肉がつきますww
ぷる、最期は病院で再び心臓発作を起こし、心臓マッサージを受けながら亡くなりました。ただ、マッサージ中も抵抗していたのは不思議です。
「やめろ!さわるな!」
みたいな感じで。次第に抵抗しなくなり、
「最期だと思ってください」
の先生の声で半信半疑ながら覚悟を決め、手を握りながら目を見て声をかけている中逝ってしまいました。ぷるらしい、不思議な人生で最期でした。
本当に
「ちょっと帰ってくるね^^着替えて戻ってくるから」
という感じで、私たちはすぐ前を向けました。なんとも凄い子です。
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