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チャーハンっぽい仕事

4月になり、組織開発や人材育成などの課題と向き合うことが多くなりました。

成長痛というか、会社や組織が大きくなる過程で発生するいろんな課題の目撃者になっています。
目撃者というか、当事者ですが。

採用、オンボーディング、リテンション、関係性を良質にすること、人をしっかりみること、向かいあうこと、傾聴すること、ほめること、フィードバックすること。

誰しもやればできることですが、深く実践しようとすると奥深い。

例えば人をみること。
グロービスキャピタルパートナーズの小野壮彦さんによると、人をみるにも、その階層を意識した方がいいということでした。

  1. スキル、経歴
    いわゆるよく聞くことが多い表層的な内容です。具体的なことが多いので、比較的確認しやすい内容でもあります。

  2. ポテンシャル
    その人の特質、器、伸び代、ポテンシャル
    や、エネルギーの源泉。
    好奇心、洞察力、共鳴力、胆力などをあげられていました。行動特性をみるために、経験したことから強みや問題の取り扱い方を深ぼる必要があります。エピソードに表れるので聞く側の解釈する力も問われます。
    体の動き、声のトーンなど五感に注意して話を聞きます。

  3. ソースオブエナジー
    ここまでくると、ちょっと抽象度があがるのですが、スピリットと呼ばれるものを感じます。
    その人をオリジナルたらしめている環境要因、外部要因。劣等感と使命感などです。
    こちらを短い対話の中で確認するのは相当難易度高いと思うのですが、こういったレイヤーがあることを意識することは多面的に人を理解するために役に立つのではないでしょうか。

詳しく話を聞きたい人のためにポッドキャストのリンクを貼っておきます。

組織の働きやすさという観点でみたときも学びがありました。

働きやすいほど、そりゃいい職場だろうと思っていたのですが、働きやすさが先走り、働きがいが低下するとぶら下る人や、キャリアアップのための積極的離職者が増えてしまうという話を読んで確かにそうだし、この本に書いてある労働価値観のアライメントは組織開発にとってとても重要な仕事と思えるようになりました。

ほめるスキルも奥深いと思います。
直接的にほめているつもりでも、相手には負の印象を与えてしまうことがある。スタートFMで関口まいさんの話を聞いて、自分の考えの浅さを痛感しました。褒め方ってめっちゃムズイですよね。

みたいな感じでタイトルに戻るのですが、
誰しも手をつけられるけど、やり方や結果はかなり違う、そんなチャーハンみたいな仕事に携わること多くなったなぁと感じます。
このチャーハンという表現もスタートFMでお話しされていた内容です。

おいしいチャーハンにしたいなぁと日々研鑽あるのみです。

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