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リーダーシップに足りなかったこと

こんにちは。ヨシミツダです。

お正月休みも終わりましたね。お休みモードから徐々に普段のリズムに戻しはじめている方も多いのではないでしょうか。

外出自粛中のため、お正月に何冊か本を読んでいたのですが、リーダーシップに関しての本でいくつか気が付いたことがあったので共有したいと思います。

元P&Gで、USJをV字回復させたことでも知られる森岡毅さんの本です。

リーダーシップを生みだすもの

リーダーシップという言葉には、他社への影響力を行使するという意味がありますが、リーダーシップ発揮するぞと考えたときに、具体的にどうするのか悩んだことはないですか?私にはあります。立場上、たくさんの人に指示をだして人を動かす立場ではありますが、それがイコールリーダーシップの発揮だとは思っていません。

「人を動かす力」の根源は、どうしても実現したいと本気で思える目的が明確であることです。その目的の3条件として森岡さんは「3WANTSモデル」と呼ばれるモデルを紹介しています。3つの条件とは以下になります。

1.人が欲するか?
  みんながやりたくなる。巻き込まれる一人ひとりにとって魅力的か?

2.人を欲するか?
  達成のために共同体を構成する個々人の奮闘が不可欠か?

3.己が欲するか?
  あなた自身がその目的に本気になれるのか?

この3つの目的に該当する、自分が執着できる強い目的がなければ、そもそもリーダーシップを発揮する動機がないので(つまり欲がない)ので、行動はできないとおっしゃっています。

例えば祭りを開催するときにどんな祭りにするのか、オーケストラで演奏するときにどんな曲を選ぶのか、そんな時でもリーダーシップは発揮されますよね。

この本で頭を打たれたようにショックを受けたのが、"あなたの「欲(≒夢)」を追求する覚悟の強さそのものが、あなたのリーダーシップの”出力”の上限値"だとおっしゃっていたことです。

「誰かに頼まれたことを、いかに効率よく実行するか。」

残念ながら私は、それぐらいのスタンスで仕事をしていたように感じます。
いつもぼんやり手段のことばかり考えてしまい、どこか根なし草のような感じがしていました。

「自分自身が家族をしっかり養えて、美しくシンプルに生きていければいい。」

というよくある控えめな考えはありました。根本には、上記のようなシンプルな目標があったとしても、深堀りする欲望がなく、思考停止していたのだと思います。

自身の職能を高めるにはT型(思考力を強みとする人)、C型(伝える力や人と繋がる力を強みとする人)、L型(人々を統率して動かす力を強みとする人)という3つの型で自分の強みを極めて、自分の特徴をよく知って、強みを磨いて、その強みがより生きる文脈へ泳いでいく必要があります。つまり、戦略的に準備して行動する必要があります。時間や精神力や体力には必ず限界があるので、戦略のないキャリアは間違いなく”負けのレシピ”になるとおっしゃっています。

汝自身を知れ

自分のことを知る。中学校の時に「汝自身を知れ」という言葉を社会の教科書で読んだとき。「なぜ、そんなことをわざわざ古代の賢者が後世に残したのか?」という疑問をもちました。しかし年を取るほど、この自分自身のことを言語化することの重要さを感じます。

コミュニケーションが苦手だった森岡さんはご自身のブランドである「My Brand」をあらかじめ設計しておくことをやっています。つまり自分自身のブランディングです。ブランド・エクイティー・ピラミッドを作成したり、書かれた自分とできるだけ一貫した行動を取ることで、理想の自分に近づくことができます。

詳しくは、別の本ですが、以下を参考にしてください。

この本は、タイトルから連想できないのが残念ですが、就活生の方にはとてもおすすめの本です。もちろん就活生以外の方にも有益ですが、自分が就活するときに読みたかった本です。

ブランディングの考え方、ぜひ取り入れてください。

最後は、リーダーシップ論から少しずれてしまいましたが、自分自身の欲を知る、深めるといういことが大切ですという話でした。欲はDreamというより、Desireのイメージですね。

ではまた。



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