あなたがあなたで在る理由♡ 映画『インターステラー』感想◆アメブロからのお引越し記事◆
映画『インターステラー』(2014年公開)を観ました。ものすごいSF大作、そしてヒューマンドラマ!
※以降は映画の内容に触れますので、ネタバレとか前情報を得るのがイヤな方はbackしてくださ~い!
ざっくりしたストーリーは…
紹介したいところはたくさんあるのだけど、
私にとって特に印象的なシーンをシェアします。
なんかね。
私はどちらかというと自己肯定感低めというか
すーぐ、、
「私なんて……」
「私なんかが……」
そんなふうに思ってしまうようなところがあります。
大事なところで怖気づいてしまったり。。
でもね、そんな気持ちが、
この映画を観た後は確実に減ったんです。
だから、同じような気持ちを感じやすい人は、
ぜひこの映画を観てみてほしいな♡
あなたがあなたで在る理由に、
きっと自信が持てると思う。
私にとって印象深いシーンは、
宇宙空間を漂うロケットのなか、
主人公クーパーと乗組員のアメリア博士が
次の行き先を話し合うところでした。
(映画を観た方は、えっ そこ!? と思うかも 笑)
もともと、クーパーたちの宇宙飛行の目的は、
3つの惑星(便宜上、惑星A、B、Cと呼びますね)を訪れること。
彼らに先発して宇宙へ旅立った複数のロケットのうち、
3機から『人類の移住を期待できる惑星に着陸した』という信号があり、
それら3つの惑星をA→B→Cの順に訪ねることにしていたのです。
が、、
最初にたどり着いた惑星Aでトラブルがあり、
燃料的に残る2つのうち1つの惑星にしか行けないという状況に。
どちらへ行こうか。
クーパーはマン博士の生存信号が送られている
惑星Bを推しますが、
アメリアはエドマンズ博士がいた惑星Cこそ有望だと主張します。
それを受け、
クーパーは「エドマンズ博士とは恋人だったのでは?」と指摘。
アメリアはそれを事実と認めたうえで言います。
「正直な気持ちに従いたいの。
私たちは理論に縛られすぎていた。
だって、愛は人間が発明したものじゃない。
愛は観察可能な力よ。何か意味がある。」
「愛には特別な意味がある。
私たちはまだ理解していないだけ。
これは手がかりなのかも。」
「10年も会ってない人に、
銀河を超えて引き寄せられている。
おそらくもう死んでいる人に。
愛は私たちにも感知できる。
時間も空間も超えるの。
愛が未知の力でも、信じていいと思う。」
なぜかは分からないけれど、
恋人だった彼が居た星に心を惹かれる。
だから、惑星Cへ向かいたいというアメリア。
結局はクーパーから「私情を挟まず冷静になれ」と言われ、惑星Bへ。
この時アメリアの行きたがっていた惑星Cに行っていたら……と思える展開だったのですが。
私がクーパーでも、同じようなこと(「私情を挟まず冷静になれ」)を言ってしまいそうだなぁと。。
「こんな大事な局面に、
そんな個人的な感情を持ち出すなんて(怒)!!」
「生存信号もある惑星Bに行った方が良いに決まってる。着陸した本人が生きているなら、人類が移住できる可能性も高いはず!」
↑
私ならこんなふうに言ってしまいそうなんだなぁ……
でもね。
『個人的な感情』こそが、大切なんだ。
この映画を観て、そんなふうに思いました。
「こんな大事な局面に、
そんな個人的な感情を持ち出すなんて(怒)!!」
↑
この場合、その『こんな大事な局面』に、
その人がいるということが、
すでに一つのサインなんだよね。。
全人類の未来が懸かる局面だろうが、
日常での些細な選択の場面だろうが、
すべて同じ。
宇宙とか神様とか天とかサムシンググレートとかハイヤーセルフとか…
言葉はなんでもいいと思うのだけど、
(結局は、ぜんぶ自分自身だと思うから)
そういった“それら”は、
『その人にわかるように』導いていくんだなって。
この場合、
人類の未来がかかった局面にアメリアがいる。
ということは、
『アメリアにわかるように』何か(サイン)が送られてくる。
それは、恋人への思慕を想起させるという形をとっているかも。
(もちろん、その場にそれを止めたクーパーがいたことにも意味はあった)
損得。確率。可能性。
何かを選ぶ時、
私はいつもそっちを優先させてきた。
得しそうな方、損しない方、確率が高い方、
可能性が高そうな方……
それってつまり、
『私じゃなくても選びそうな方』ということ。
それが悪いという訳ではないけれど、
『私が私である理由』もどんどん薄めてしまっていたかもしれないんだ。
損得、確率、可能性よりも、
感じること。
私が感じることで、
私の人生なんでも選んでいきたい。
選ぶのが怖い時もあるけど、
その時はきっと私にも、
私にだけ分かる『なにか』が送られているはず。
そう、不思議と信じられる。
きっと、クーパーが“本棚の裏”で必死にメッセージを送っているのを観たからだろうな。
観た人には分かるこのシーン、本当に鳥肌もの…!
すごい良い映画だったから、
まだ観たことがない方は、ぜひ♡
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