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母子共依存 私の場合 その5「私は私」

おはようございます、自分見つめ隊です。

前回は、カウンセリング直後のメモを振り返りながら、母と私の関係に影響していたと思われる背景について触れました。

今回は、前回で触れた問題の背景を踏まえて、それに対する考え方、捉え方を書いていこうと思います。


過保護の傾向がある母。

娘の私がするべきことは、「過保護を受け入れない」こと。

「自分で決める」「私はこれでいい」と、母と違う価値観であることを見せていくこと。

それを繰り返すうちに、母は「私が言っても断るよね」あるいは「あなたの人生を生きなさい」と考えるようになるそうです。

ただ、前者後者どちらになるかは私がコントロールできることではなく、やってみないとわかりません。


大事なのは、「母は母。私は私。」


結果として母が正しかったとしてもそれは問題ではなく、「自分の改善点が見つかった」ということ。

まずは「自分で決める」ことが大事で、「母の言うことを聞くべきだった」と罪悪感を感じる必要はないと先生は言います。

行動を修正して実行することを繰り返していくうちに、うまくいったことは自信になり、だめだったことがあっても自分で決めて生きていく力がつく。

これまでの少ない人生経験を振り返っても、失敗したことは心に残りやすいですが、だからこそ教訓も忘れにくく、自分の成長につながっていると感じます。


また、自分のことより人の世話ばかりしてしまいがちな母。

そんな母には、私に対してはお世話をさせないこと。同時に、母への感謝を自己犠牲精神の母への報酬として与えること。

ここは注意が必要で、やりすぎるとまたその報酬に依存してしまうそうです。

母に関わるのは、私が「今は母に付き合いたい」と思った時だけでいい、ということ。

私以外へのお世話に関しては、たまには「そこまでしなくても大丈夫」「周りはすでに感謝してると思う」など、過去も含めて承認欲求を満たす声掛けもありだそうです。

それでも自己犠牲を止めない様子なら「本当にそうしたいの?それで母は幸せなの?」といった意味合いのことを問うてみてもいいかもしれない、と。

ただ、私が嫌な時は断っていい。その時は気持ちを伝えること。

母に腹が立ったら、それを断るエネルギーにすること。

断っても反論が来たら、「自分が決めたことだから」「もう聞きたくない」と離れてもいい。

それを思ったときに伝えるのが大事。繰り返すことで母も学習していくそうです。

このカウンセリングから半年経った今の私を振り返ると、気持ちを伝えるのはまだまだできていないですね・・・

ただ、断ることはかなりできてきたと思います。「私はこれでいいと思う」「また〇〇のときにこちらから聞くので、その時に話してほしい」等、私と母にとって使いやすい(受け入れられやすい?)言い回しも探り探り見つけられているところです。


カウンセリングの最後に、追加で1つだけ先生に質問をしました。

「『私だったらこうする』と母によく言われ、それが私の考えと違ったときに割とそれを押し付けられることが多いんですが、その対処法と、その状況の捉え方に困っています。どうすればいいですか?」

この場合は、母のしつこさに合わせて3段階で対応できる、と先生は教えてくれました。

①自分の気持ちをはっきりとは言わず、「母はそう思うんだね」と受け止めて終わらせ、可能なら話題を変える。

まだ押し付けてきたら、

②「でも、私はこうするって決めたから」と気持ちを伝える

それでも話をやめないようなら、

③物理的に距離を取る

母の考え方はどうであれ、先に書いたように自分で決めることが大事。仮に母の意見をそのまま受け入れたとして、うまくいっても自分の自信にはならないし、うまくいかなかった時は後悔するだけ。

母と考えは違っても、自信をもって断っていい。


私に必要なのは、「人との境界線」を意識すること。

それは対抗意識ではなく、「私とあなたは違う」ということ。

価値観が違うから意見が違って当たり前。この世に正解も間違いもない。誰も最初から悪くない。自分が自分の正しさのもとに意思決定し、行動する。

そう意識をもって生きていくうちに、母からの侵入も少なくなるはず、と。


先生の言葉は冷静で論理的で、最初から納得させられっぱなしでした。

「親の言うことは絶対」「親に許可をもらう」「親の顔色を見て、機嫌を損ねないよう動く」

社会人になってもこんな意識が残っていた私に革命をもたらしてくれました。

先生とのカウンセリングを経て、一人暮らしを始めて親から物理的に距離を置くことが出来ている今、やっと自立を実感し始めています。


次回は、一人暮らしを始めた頃からの心境の変化について触れていきます。


それでは、今日はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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