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着信ナシ

あかん映画レビュー。

「着信アリ」シリーズ

評判はそれなりによかった記憶があるのでダダ外しはしないだろうと観てみた。
私はジャパニーズホラーが大好きだ。
Vシネマ版の「呪怨」は個人的にはブッチ切りのベストホラーだ。
あれを超える作品は洋邦問わず未だに出てこない。
「リング」シリーズもそこそこイケていた。

話は逸れたけど時間があったので着信アリシリーズを一気に観てみる事にした。

着信アリ1
訴えられないのが不思議なぐらいのリングのコピー。
冗談半分の確信犯なら別にいいんですが。

着信アリ2
様々な伏線が引かれつつ物語は進むがどれもこれも繋がらずに空振り。
演出は学芸会レベル。
謎は何も解決されないままエンディング。

着信アリファイナル
キャストの殆どは同じ事務所のタレント。
なんだこれ??バトルロワイヤル3か??
脚本、演出全てが前2作を更に上回る破綻振りにブッ飛ぶ。
電話ではなくメールが題材の時点で「着信アリ」ではなく「受信アリ」ではないのか?
ぐらいしかもはやコメントのしようすら無い。

製作サイドは7作まで続けるとの意向を示しているようだが、だったらなにが「ファイナル」なんだろうか。まああと4作せいぜい頑張ってほしい。
既に製作されてるのかもしれないけど情報を引っ張る気にもならない。

ホラー映画には背骨を細かいヤスリでチリチリと削られているような不快感が無ければ楽しめない。

これなら「着信ナシ」のほうがよっぽど怖かった。
一昨年あたりだったか、携帯を地方の出先に忘れてきてしまい20日間携帯がない期間があった。大事な電話やメールが入っていたらどうしようか気が気で無かった。
如何に携帯電話が現代社会において大切なアイテムかという現実を胃が痛くなる程実感した長い長い20.日間だった。
21日目、やっと再会した携帯電話には着信はおろか、メールも留守番電話も
入っていなかった。

、、、、、誰も私を必要としていないのか?
というより、もはや地球に必要とされていないのか?

「着信ナシ」
あれは本当に怖かった。

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