見出し画像

孤狼の血Level2

孤狼の血Level2、観終わりました。

やっぱり一作目を超えられなかったか🤨
と思わせる余地も与えない程に続編という事を感じさせない二作目も珍しいなと思いました。
ラストの狼は松坂君が超えられない壁(一作目の大上・役所広司さん)を表現しているのかなと解釈したので、唯一そのシーンぐらいがそう言えばこの映画続編だったんだと感じさせる場面でした。

若手や中堅の極道達のルックスが中途半端に綺麗過ぎて平成初旬という時代感も感じられず、時代設定が最初から無い別世界の映画を観ているような感覚、そして何より個人的に最も期待していた鈴木亮平さんがどれだけの極悪な演技で魅せてくれるのかという部分が思った以上に他の作品での鈴木亮平さんとそんなに変わった感じに見えなかったのが残念に感じました。

映画のジャンル問わず、悪役のクオリティに病的なまでに重きを置いてしまう私のお気に入りの悪役3大巨塔は「カルロス」の竹中直人さんと「ブラックレイン」の松田優作さん、「レオン」のゲイリーオールドマン氏なのですが、鈴木さんが松田さんや竹中さんやオールドマン氏の技量に及んでいないのか、松田さんや竹中さんやオールドマン氏の演技が単に私の心に刺さるタイプの演技であるというだけなのか、そのどちらでもないのか。
自分でも答えは出せませんがそういった点は何らネガティブな要因にはならず単純にめちゃ痛快で面白い「アクション映画」でした。
とは言えシンプルな勧善懲悪のアクション映画とは違い人間模様もストーリーを破綻させないギリギリのラインで描かれているところが、やっぱりヤクザ映画っていいなあとシンプルに思わせてくれる、ドラマよりアクション重視のヤクザ映画ファンの方は必見の良作です😃

と、一人前のレビュアーよろしく知ったかぶってはみましたが、最初から最後までモヤッとしたものが目の奥に漂った気分で観る事になった要因は、宣材ビジュアルの鈴木亮平さんが今でも千原兄弟のお兄さんにしか見えなくて、続編への期待感と緊張感が如何せん高揚しないままだったのかなと💧

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?