見出し画像

スモールM&A 小ネタ2「署名・捺印」

こんにちは。スモールM&Aアドバイザーの北林です。
今回はM&Aの各種書面等でお世話になる「署名・捺印」に関する小ネタを書きたいと思います。

例えば売手様と買手様で契約書に署名・捺印する場合、
何か後で問題が起こった場合の「証拠の強さ」という点ではどうかを整理したいと思います。

<契約者=法人の場合>

主に以下の3パターンがよくあります。

A)会社ゴム印    + 実印
B)会社直筆     + 実印
C)事前に契約書記名 + 実印

上記において、証拠の強さの順番としては以下になります。
A≒B≒C

スモールM&A案件ですと、実はA)会社ゴム印を作成していない会社も良く見受けられます。
比較的規模がある会社の場合は、社内ルールで契約書は必ず「A」というところもあります。

以前、良かれと思って「C」で準備し、窓口担当者に事前に確認頂いたのですが、当日に「A」に修正するはめになり、二重線+訂正印をするなど、非常に見た目がよろしくない契約書ができがりました。。
皆さん「いい思い出!これなら改ざんできんわな(笑)」と言って笑って締結できましたが、こちらは冷や汗ものでした。。

<契約者=個人の場合>

主に以下の2パターンになります。
D)個人直筆     + 実印
E)事前に契約書印字 + 実印

上記において、証拠の強さの順番としては以下になります。
D>E

スモールM&A案件ですと、契約者が個人のケースも多くなってきましたが、
個人の場合は極力「D」で署名・捺印するように注意しましょう。
「E」ですと、証拠の強さが弱いとよく言われています。
できるだけ個人で署名・捺印するときは「D」が無難と心がけて頂ければと思います。

もし不安がある場合は、司法書士さんへの事前確認がおすすめです。

以上、スモールM&Aの小ネタ2でした。


弊社にご興味がある場合はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?