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たびごころ。 〈清里〉

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毎年、連れていってもらっていた乗馬。
そこは小淵沢だったのだけれど、清里に寄ってから帰るのが定番だった。

2日間は馬場と外乗で乗馬を楽しみ、3日目に清里と湧き水を汲みに行く。
ガタガタ揺れる車に割と頻繁に酔いながら、車でずっと流れていたカントリーミュージックを聴いていた。
その音楽を聴くと必然的に乗馬のことと車から見えた景色を思い出す。

よく流れていたのはハンク・ウィリアムズ、カーペンターズ、山下達郎、松田聖子、プリンセスプリンセスあたり。
(カントリーミュージックだけじゃなかった)
流す曲はいつも大体同じで、多分同年代の子は知らない曲ばかりだったと思う。
たとえばこういう曲。

どれもゆったりとしたテンポで、心がふっと落ち着く。
声には特徴があるから好き嫌いは分かれるかもしれない。

それはさておき。
そんな思い出のある清里に、大人になってから初めて行ったのが2019年のこと。
自分のなかの記憶よりも、ずっと綺麗になっていた清里にまず驚く。
新鮮さと懐かしさが入り混じって不思議な気持ち。

あいかわらず景色はいいし、空気もいい。
多分昔はなかったであろう清里テラスなるものも行ってみたら、気持ちいい。
車が運転できれば、もっといろいろなところに行けるのに。
移動手段がバスなのは車に比べれば制限されてしまうことが少し残念。

そういえば、清里に宿泊したのも初めてだった。
清泉寮はすばらしい宿で、部屋もよければお風呂も食事もいい。そして水が美味しい。
部屋についている暖炉はうまく使えなかったけど、ちょっとしたアウトドア気分を楽しめる。

行った時期が暑くもなく、寒くもないというちょうどいい季節。
自然に癒されつつ、のんびりできる場所。
ここにもまた行きたい。


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