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日本ハリセンター初診⑤

診察室で一人で待っている間、
若い男性がひとり、また、ひとり、と訪れていた。
スーツを着て、タクシーで来る人もいた。

奥様、診察室に入って大丈夫ですよ~

ふたたび、呼ばれたので
診察室へ。
そして、処置台のある個室に通された。

旦那くん、
処置台の上で、仰向け。

鍼を刺されている。


「痛い?」

旦那くん
「ちょっと痛い、あと、電気のビリビリってやつが流れてる。」

どうやら、
鍼の一部に電流を流しているようだ。
あと、
たまたま様にも、直接電気パット?が当てられ
電流が流されているらしい。
(繋げている部分は見てないから、想像だけど(笑))

院長先生が登場。
「うん、触診でみたところ、状態は良さそうだね。
睾丸の硬さを1~7でランク付けしてて、
1だと柔らかすぎて、精子を作る工場が機能しない可能性があって
7だと硬すぎて、それも駄目なのね。正常は3なんだけど、旦那さんは2ね。精子を作る工場は大丈夫だと思うよ。
あとね、袋の大きさも大事なのね。
小さすぎても駄目で、余裕があるくらいの状態がいいの。
旦那さんのはとってもいい状態だよ。」

めっちゃ褒められている。
こんなにほめられたことは、今までなかっただろう。
良かったね(*^▽^*)!!

とりあえず、
精子を作る工場が無事でよかった。

30分間、そのままの状態で、
その後、鍼を抜く。

鍼を刺したり、抜いたりしてくれるのは、
院長ではなく、他の鍼灸師さんである。


「あ、鍼を抜くところ、見ててもいいですか!?」

鍼灸師さん
「あ、それはちょっとできなくて…」

あ、そうなんだ、
やっぱり、秘伝の鍼治療なんだ!!(笑)

と思い、個室から退散。

抜かれている間、
また、院長と雑談タイム。

院長
「彼は、たぶん、バセドウとか、甲状腺機能低下症とかの
ホルモン疾患の治療と同じと考えた方がよさそうだな…」

なんて、ぶつぶつ言っているのを、
興味津々に聞いていた。

なんて、面白いんだ。

鍼灸師さん
「院長、オステオ(たぶん、たまたまの電気パッド)、外してもらえますか?」

あ、このパッドは院長しか扱えないんだ笑。

面白いことがいっぱいだ。

そして、初めての鍼治療を終えた旦那くんが
個室から出てきた。

続く。




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