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大学が街になっとるCambridge【シェフィールド留学記(13)】

先日、ケンブリッジに行った。Student Unionによって運営されているGive It A Goという日帰り旅行プランを利用し、旅費は行き帰りのバスで£15。リーズナブルなだけでなく周りも同じ大学の学生なので安心感があるし、近くの席の人とも仲良くなれる機会がある。

この日はなんと言っても天気がとても良かった。写真を見ていただいたらわかると思うが、雲ひとつない晴天。ようやくイングランドにも春が訪れたなという感じ。
ケンブリッジの街は、とても情緒のある素敵な街だったが、同時に観光客だらけだった。ロンドンから比較的近いので、良い天気だから週末にぶらりと訪れるにはもってこいなのかも。街全体が大学で、どの建物も平気で数百年前のもの。「街の中にある大学」とかじゃなく、大学そのものが街。

Great St Mary's Church
左はJesus Greenという派手な名前の公園

ケンブリッジ出身の知り合いにおすすめの観光方法を聞いたところ、puntingが有名だと言っていたので、それを事前に予約しておいた。ケンブリッジには運河があって、その上をボートでゆったり進みながらケンブリッジの街並みを堪能するというもの。特徴的なのは、運河の水深が浅いので、下の写真のように棒で水底を押して進むこと。
これは本当に経験できて良かった。本当に美しい街並みを眺め、水の音に耳をすます。最高の天気も相まってとても落ち着いた時間を過ごせた。
気になったのは、その美しい街並みのほとんどが学内関係者以外立ち入り禁止だったこと。運河の周りの敷地は全て関係者のみ立ち入りが許されている場所で、今日は天気も良くたくさんの学生が外でくつろいでいたが、彼らがpuntingをしている私たちを運河の両端から見つめる構図が、「あなたたちとは違って私たちはここでくつろげるの」と見下されている感じがして、若干気になった(そんなこと思ってないと信じたいけど!)。世界随一の歴史を誇る街、大学であるが故の気品(良くも悪くも)を感じた。

この建物、橋も全て一般人立ち入り禁止
puntingの最中たくさんの橋があったけど、一般人が通れるのは2,3個だけ。これはみんな通れるやつ
かのニュートンのリンゴの木。めっちゃ期待して見に行ったけどただの木だった!当たり前!
The Corpus Clock。時計の上に乗っている、Chronophageという昆虫のようなものが時間を食っているというコンセプト

なんかネガティブなことを書いてしまったけど、とっても趣があって静かに過ごせる最高の場所でした。それぞれの観光名所が非常にまとまっているので、徒歩でも疲弊せずに回ることができるのも良い。
ただ、100%楽しみたいならケンブリッジ大で勉強している友人に案内してもらうのが一番良いと思う。

ケンブリッジ名物、Chelsea Bun。シナモンの香り。甘かった。コーヒーや紅茶との相性は抜群

※一番上の写真はKing's College Chapel。多分ケンブリッジで一番大きい建物で、とても立派で風格があって、観光客で溢れてた。

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