ようやく着いたシェフィールドは…【シェフィールド留学記(3)】
St. Pancrasには、King’s Cross St. PancrasというUndergroundの駅(4つのLineが通ってる)と、普通の列車のSt. Pancras駅があり、Euro Starで海外に行けたり、これから私の乗るEMR(East Midlands Railway)で郊外に行くこともできる。というわけでとにかく巨大で、駅についてから20分弱はウロウロした。
さてEMRですが、Wi-Fiは、あると謳っておきながら繋がりません。
車掌がチケットを確認しに来たときに改めて思ったけど、こっちの人の相槌の表現は、
lovely, cheers, perfect, …
とあまり馴染みがないものが多い。同じ英語でも地域差があるのは本当に面白い。この英語の地域差についてはまだまだ序の口でしたが、それはまた今度。
あ、チケットの話なんですけど、16-25 Railcardという、文字通り16-25歳の人は1/3割引の値段で列車の切符を買えるというものがあります。このチケットが30ポンド(4500円)で、St. Pancras - Sheffield間が63.6ポンド(チケットを取る時期とかによる)なので、この区間を往復することは間違いないし、長期休暇になれば英国内を旅行することもあると思うので、結構お得だと思います。
※この16-25チケットの適用するには、ただ切符の購入画面で16-25という所にチェックを入れるだけでよくて、16-25チケットそのものの提示を求められることは滅多にないので、30ポンド払わなくても1/3割で乗ることはできちゃうんだけどね…!
列車の道中はかなり田舎。羊と牛が時々見られる。他は何もない。森もない。ただ草原。Wi-Fiが繋がらないのは先に述べた通り。駅以外では4Gすら繋がらない。
Sheffield駅に着いた。外は雨に強風。寮の名前をGoogle Mapに入れて、出てきた通りのバスに乗った。しかし、途中でその行先が間違っていることに気がつき、降りたら、さっきよりも雨風が激しい。次のバスは20分後。この天気の中待つのはしんどいので、徒歩10分かけて地元の路面電車(Tramと呼ばれている)の駅に行った。Tramに乗ると、カードなどをかざすところがなかったので、もしかしてタダ?と思ったら、スタッフが歩み寄ってきて、支払いを迫られた。不思議なシステム。
駅を降りてからも、かなり迷った。しかも坂だらけ。デモをやっているようでクラクションの騒音だらけで、車もかなりの速度でビュンビュン走っている。ロンドンと違ってバイクや自転車も圧倒的に少ない。交通網もあまり発展していないし、ロンドンと比べるとどうしても見劣りしてしまった(当然)。
紆余曲折ありながらも、無事に寮に着いた。トイレ・シャワー付きの個室があって、キッチンや冷蔵庫は同じフラット(イギリス英語ではapartmentではなくflat)の10人で共有するって感じ。したがってかなりシェアハウスっぽい体系。めっちゃ綺麗です。
ひと段落ついてキッチンに行ったら、フラットメイトのみんなが集まっていた。みんな私と同じ1セメスターの交換留学生で、シンガポール3人、アイルランド、ベルギー、デンマーク、フランス、ペルー、カナダというかなり国際色の強いメンツ。てっきり既に誰かが住んでいるところに入居するものだと思っていたので、みんな同じような状況だと知りホッとした。
自己紹介もしつつ、掃除のことや何を共有するかなどを話し合った。英語わからん…。というより、日本とあらゆる面で違いすぎて、みんなが「あーそれな」って言っている部分の共通項がないから、話についていけない。しかも半分は非ネイティブなのに、みんなペラペラ。
これから先、私は生きていけるのでしょうか。コミュニケーションを取れるのでしょうか…!とても不安に駆られながらも、緊張や旅の疲れでぐっすりと眠りました。
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