前置き

わたしとその人は、同じ会社で働いていて、同じ部署になったのが出会いでした。それはもう、ごくごくありふれた出会いだったわけです。

1年近く経ったある日、「ああ、わたしはこの人と話している時の自分が好きなんだ」と気づきました。それはわたしにとって、新鮮な感覚でした。

初めから今まで、その人に対しては、愛おしさしかないのが、我ながら不思議だったり、可笑しかったり、何だかよくわかりません。
ちなみに、好きだと伝える前も後も、わたしとその人の関係は、ただの先輩と後輩です。

ただ、その人と関わることで、わたしは自分の中のあらゆる感情を知り、そして、素直に自分を大切にすることができるようになりました。何より、自分がいつも幸せであることに気づくことができました。

自分の心と、その人と関わる中で感じたことを、大事にしたいから

たとえ、わたしにとって、少し受け止めるのがむずかしい状況があったとしても、愛おしさだけは変わらず感じていたい。その状況も、それに反応する自分の心も、むずかしいと感じてはいなかった頃のことも、すべて含めて、ひとつながりのもの、愛おしいものとして、受け止めたいと思う。
一部分を切り取って、かなしみで覆ってしまいたくない。

いつも、わたしの根底にあるのは、そういう思いです。

何というか、マイナスの感情を持ち込むのがもったいないと思うくらい、その人がいることは、わたしにとってプラスのエネルギーになってきたのです。

そういうわけで、愛のお話なんて大風呂敷を広げてますが、きっとわたしは同じようなことを、つまり、ただ愛おしいんですこの人のことが!を、言葉を変えて記していくんだと思います。
恋人でもなんでもないのですが、惚気話みたいになるんじゃないかと心配しています。

でも、でもですね。
実際、わたしがその人と出会ってから、一番したことは、自分と向き合うことでした。だから、ここに書くことで、自分の「好き」に素直になること、丸ごと受け止めることの大切さを表現できたらいいなと思っています。

どこからどう書くか、言葉を探しながら綴っておりますが、次回からもお付き合いいただけたらうれしいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?