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雨のち晴れ

日記をつけ始めて30年近く経つ。

さっき、今日の日記を書こうとページを開き、天気のところに‘雨’という文字を書いて、ふと思った。

わたしは、何回、天気を書いてきたんだろう、と。

晴れ、曇り、雨、晴れ時々曇り、雨のち晴れ、雪、、、

たぶん、何通りもの天気のパターンがあったはずだ。晴れ時々曇り時々雨、みたいな、表しにくい日もその中にはあった。

外に出ることはおろか、席を立つことも少ないデスクワークの日が続くと、‘今日の天気’がわからなくなることがある。途中で雨が降ったことに気がつかない日もある。日記を開き、天気を書くときになり、今日晴れてたっけー?と家族に聞いたりしている。

朝起きる時、家を出る時は空を見るようにしている。雲はいつもいろんな姿を見せてくれる。
仕事に追われていた時は、空を見上げる余裕もなかったけど、追われないためにこそ、空を見上げて、太陽の光を感じて、鳥の囀り、道端の花や緑の美しさとしっかり繋がることが大切だと思う。

昨日の夜から降り始めた雨は、今日の午前中まで降り続き、一旦止み、結局2時頃まで降っていた。
4時頃、晴れて外は明るくなった。窓を開けてみると、鳥があちこちで鳴いているのが聞こえる。何を言ってるんだろうな。


今日、これを書きながら初めて‘さえずり’は‘囀り’なんだと知った。わたしにとってひらがなのイメージの言葉だったから、漢字に変換したことがなかった。

天気を、もっともっとじっくり味わいたいと思った。
鳥めちゃくちゃ鳴いてる、どうした?!と思ってもう一回網戸を開けて外の音を聞いたら、わたしが聞いた音は、1階で母が天ぷらを揚げている音だった。

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