Seventeen's Summer 17歳の最終楽章2 第5話
今まで何年もいっしょにいて一度も行ったことがなかったから、なんとか押し通そうと思った。
「わかった。うちもご飯とかリクエストしとくから、絶対な」
「わかった」
重大な告白をされたような気分だった。
2人が食事を終えて席を立つ頃、中村さんがようやく席に着いていた。
「おう、2人とももう食べたか、今日もちゃんと勉強して来いよ」
「はーい、行ってきまーす」
2人揃って中村に挨拶した。もうおさまったのかな、頭を下げながらユウキはそんなことしか浮かばなかった。
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