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自律神経に関する記事

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自律神経に関する三井温熱療法の記事になります。
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記事一覧

健康的な日常を送るために

今回は日常的に起こりやすい身体の不調と、それらを三井温熱器で改善する流れを解説します。 ストレスと健康 ストレスと健康は密接な関係にあります。精神的なストレスは、私たちの身体にさまざまな影響を及ぼします。 その根源となるのは、脳のほぼ中心部にある視床下部から分泌されるCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)と呼ぶストレスホルモンです。 これが脳下垂体を刺激して、ストレスを感じ取った時にコルチゾールとして知られるホルモンを副腎から放出します。 コルチゾールは一時的に

自律神経を安定させるのは難しい

今回は、自律神経についての解説になります。過去の自律神経の記事はこちらから閲覧できます。 重度の自律神経失調症 浅草の療法院に訪れるお客様の中で、自律神経の不調で悩んでる方が増えてきました。 軽めの不調でしたら、音楽療法、お風呂や体操でも改善されますが、療法院にお越しになるお客様は、病院にも相談しても改善されない方ばかりです。これを重度の自律神経失調症といいます。 重度の失調症になると、ネット上で公開されている改善方法だけでは解消出来る具合ではなくなります。 ここでは、

バランスの崩れた自律神経に三井温熱療法で出来ること

今回の記事は乱れた自律神経に対して三井温熱療法が出来ることを解説していきます。 自律神経の仕組み 自律神経は、主に交感神経(アクセル役)と副交感神経(ブレーキ役)によって構成されています。例えば、昼間活動している時は交感神経の働きが亢進し、夜間休む時は副交感神経の働きが高い度合で進みます。 この自律神経のバランスはよく例えられますが、一定の長さのロープを綱引きするように働いてます。 交感神経が少し働いて綱を引っ張ると、副交感神経が少し引っ張られ休むという具合ですが、問題

ホメオスタシスを知ろう

今回の記事は、恒常性維持機能(ホメオスタシス)について解説します。 ホメオスタシスとは? 身体の皮膚を境にして、身体の外と中の環境の変化に対応して、内部環境を一定に保とう(バランスを取る)とする機能をホメオスタシスと言います。 恒常性の維持をするには、自律神経系、内分泌系、免疫系が関わっており、ホルモンバランスが大きく影響します。 更年期に見られる急激なホルモン分泌変化は、ホットフラッシュを代表とする自律神経失調症状(例:火照り、発汗、冷え性、睡眠障害、めまい、頭痛な

自律神経と坐骨神経痛

システムエンジニアさんの症状 足を引きずりながら、三井温熱にお越しになられたのは30代のシステムエンジニアの方です。半年前から腰の骨のヘルニアが原因の坐骨神経痛で、かなり痛いけど手術もできない状況でした。 この方の坐骨神経痛の痛みがずっと治らない原因は糖尿病が関係しており、ヘルニア(整形外科)×糖尿病(内科)という2つの原因がある為、手術もできず、痛み止めの薬と湿布を渡されているだけの状況とのことです。 糖尿病とヘルニアの関係は書くと長くなってしまうので省略しますが、手

アチチ反応と血管平滑筋

今回はアチチ反応と血管平滑筋について解説します。 血管平滑筋を知ろう 血管平滑筋とは、主に細動脈を取り巻く筋肉のことです。 血管平滑筋が収縮すると血管は細く、血液が流れ辛くなり、弛緩すると血管が太く、血液が流れやすくなります。 この血管平滑筋の大部分をコントロールしているのが交感神経です。 自律神経は交感神経と副交感神経に大きく分けられ、交感神経は活動時に働きが高まるとされています。 皮膚へ栄養を送る血管も、筋肉へ向かう血管も、もちろん胃など消化器系に行く血管も、交感