三井物産人材開発株式会社

Mitsui HRD Institute/三井物産グループにおける人材開発・組織開発の…

三井物産人材開発株式会社

Mitsui HRD Institute/三井物産グループにおける人材開発・組織開発の専門企業です。 HPでは日・英でレポートを掲載しています。 https://www.mitsui-hrd.co.jp/report/

最近の記事

【産学連携】関西学院大学 松本教授 PBL 自分なりのリーダーシップスタイルを探求とは?

三井物産人材開発の一井(いちい)です。 前回に引き続き、関西学院大学・松本先生との取り組みついてご紹介します。 今回は、2023年6月に実施した、松本先生ゼミと弊社で実施したPBL(Project-Based Learning)の内容を詳しく述べたいと思います。 取り組むテーマ今回、学生に取り組んでいただいたテーマは・・・ リーダーシップです。 新入社員が抱える課題を解決するためにどんなリーダーシップが必要でしょうか。 課題を特定した上で、有効なリーダーシップとそれを高

    • 【産学連携】関西学院大学 松本教授 ゼミプロジェクトにおける「学びの実践共同体」とは?インタビューしてみました!

      三井物産人材開発の一井(いちい)です。 今回は、「実践共同体」の研究をされている関西学院大学松本 雄一教授にインタビューを行いました。 関西学院松本先生のゼミとは、2023年6月に弊社とゼミプロジェクトを実施しています。その内容も含め、松本先生へのインタビュー内容を動画形式でお届けいたします。 (視聴時間:12分 倍速でもご覧いただけます!) ▼この動画で知れること ・ 実践共同体とは ・ 学生と社会人の学習の違い ・ 三井物産人材開発とのゼミプロジェクトでの取り組み

      • 【産学連携/対談記事】(Part2)上智大学・森永教授にウェルビーイングについて聞いた!「大切なことは横の糸と縦の糸を紡ぐこと」

        三井物産人材開発の大川です。今回のPart2ではPBL(Project-based Learning)授業のテーマでもあり、森永教授の研究領域でもある「ウェルビーイング」、「エンゲージメント」、「やりがい」について森永教授に行ったインタビューを投稿させていただきます。 (interviewer:三井物産人材開発株式会社 佐々木、大川) 授業やゼミにおいて大切にされていることは「考えさせること」佐々木) 普段の授業やゼミの運営に関してお伺いさせてください。森永先生は、どのよう

        • 【産学連携】上智大学・森永教授と「やりがいを感じながら働く」をテーマに取り組んだPBL授業で見えてきたこと(Part1)

          三井物産人材開発の大川です。今回は、2023年10月から12月の2ヶ月間当社で取り組んだ上智大学・武蔵大学とのPBL(Project-based Learning)授業について紹介いたします。 プロジェクトの全体像10月から2ヶ月間、上智大学経済学部の森永雄太教授協力のもと、上智大学経済学部と武蔵大学経済学部の2年生合同でPBL授業を実施しました。 今回、私たちは森永先生の研究領域でもある「ウェルビーイング」「エンゲージメント向上」に焦点を当て、「働く上でのやりがいを実現す

        【産学連携】関西学院大学 松本教授 PBL 自分なりのリーダーシップスタイルを探求とは?

          【産学連携】関西大学・同志社大学と合同ゼミプロジェクトをスタートしました!

          三井物産人材開発株式会社の大川です。 今回は2022年5月よりスタートした関西大学商学部・細見正樹先生のゼミ(3年生17名・以下「細見ゼミ」)と同志社大学政策学部・田中秀樹先生のゼミ(3年生12名・以下「田中ゼミ」)との合同ゼミにおいて、kick offを行ったのでご紹介いたします。 プロジェクト実施に至った背景 『ゼミで学ぶ内容が実社会でどのように活用されているのかを知ってほしい』、その想いから当社は人・組織領域を学ぶゼミとのプロジェクトに取り組んでいます。 こうした弊

          【産学連携】関西大学・同志社大学と合同ゼミプロジェクトをスタートしました!

          3daysインターンシップで見えてきた、インターンシップは「自分自身とゼミで学ぶ理論が企業という実践の場でどう活かされているか」を知る機会。

          三井物産人材開発株式会社の上村・長谷川です。 2月~3月にかけて、採用活動の一環として当社でインターンシップを実施したのですが、その場が、「会社理解・就活のため」だけでなく「ゼミで学ぶ理論が企業でどう活かされているか」や「自分自身」を知る機会になっていると感じましたので、取り組み内容や学生の声をご紹介させていただきます。 インターンシップの全体像当社のインターンシップでは、人・組織領域で学ぶゼミ生に3日間、3,4人1グループとなって1つの課題に取り組んでもらいました。その課

          3daysインターンシップで見えてきた、インターンシップは「自分自身とゼミで学ぶ理論が企業という実践の場でどう活かされているか」を知る機会。

          立教大学石川ゼミと「新入社員のキャリア自律」をテーマにプロジェクトに取り組んでみて見えてきたこと

          三井物産人材開発の長谷川です。今回は、2021年9月から11月の2ヶ月間にわたって行った、立教大学経営学部石川淳教授のゼミ(以下「石川ゼミ」)との共同プロジェクトについて紹介いたします。 プロジェクトの全体像石川ゼミは「組織行動論」を専攻とする立教大学経営学部のゼミで、モチベーション理論やリーダーシップ論など、組織における人間の行動や心理を体系的に研究しています。 今回私たちは、人材開発の現場を石川ゼミの皆さんに知っていただくこと、そして、「組織行動論の視点」「学生ならでは

          立教大学石川ゼミと「新入社員のキャリア自律」をテーマにプロジェクトに取り組んでみて見えてきたこと

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第4回)

          三井物産人材開発の猪嶋です。 最終回となる今回は「分析結果を用いた研修プログラム設計」がテーマとなります。 初学者の分析ではありますが、分析結果を自分の担当業務に落とし込んだ経験からの学びを共有いたします。 私と同じ研修担当者の方々が、M-GTAの分析結果を研修プログラムに活用する際の参考になれば幸いです。 ■分析結果を活用するために大事なこと:分析テーマからブレない 分析結果を実務で活用していく上で大事だと思ったことは、分析テーマからブレないことです。 当たり前のことで

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第4回)

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第3回)

          第3回となる今回は「データの分析手法」についてご紹介いたします。 M-GTAで肝となる「概念の生成」、「カテゴリーの生成」について、初学者である自身が悪戦苦闘した実体験を交えて説明させていただきます。 ■データの分析①:概念の生成(分析ワークシートの作成) M-GTAにおける「概念」とは、理論を構成する最小単位です。複数の概念を生成し、そこから理論を導き出すことになります。 「概念って一体何だ?」というのが、最初の私の疑問でした。分析をしてみた今、自分なりの理解として「分析

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第3回)

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第2回)

          三井物産人材開発(株)の猪嶋です。第2回となる今回は「インタビュー時のポイント」についてご紹介いたします。 私が実際に行ったアプローチは、教科書通りの分析手法と少し異なる点がありますが、「研修プログラムへの活用」という点におけるリアリティをお伝えできればと思っております。 ※インタビューに関しては、誰でもできる!ケーススタディ作成のコツ②にてケース作成時のインタビューのポイントを紹介しておりますので、合わせてご覧いただければ幸いです。 ■分析のためのインタビューの準備 M

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第2回)

          東京大学との共同研究「多様性を力に変える組織開発に向けて」

          三井物産人材開発㈱の佐々木です。今回は、2019年1月より進めている「組織の包摂性(Inclusion)」に関する東京大学との共同研究について紹介いたします。 昨今、多様性(Diversity)への理解や、多様性を包摂・統合(Inclusion)することに注目が集まっていますが、組織開発・人材開発の観点では、何がこれらを阻害しており、どうすれば組織の包摂性を高め、組織の力を最大限活かせるのかが課題となっています。 こうした課題意識のもと、東京大学大学院・教育学研究科附属バ

          東京大学との共同研究「多様性を力に変える組織開発に向けて」

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第1回)

          三井物産人材開発の猪嶋です。私たち三井物産人材開発は、日々多くの方が発信してくださる情報を業務や学びに活かしており、情報発信してくださる皆様に感謝しています。当社における取り組み事例が、企業での人材開発にたずさわる皆様に少しでもお役に立てることがあればと思い、今回は「M-GTAの分析手法を活用した研修プログラム設計」に関する取り組み内容についてご紹介します。 昨年夏、事業経営人材の育成・活用に向けたプログラムの新設にむけ、プロジェクトの企画担当を担うことになり、早速課題の特

          質的研究法「M-GTA」を活用した研修プログラム設計(第1回)

          当社新卒採用活動のご紹介 ~2つのインターンシップ~

          三井物産人材開発の佐々木と申します。当社は企業グループ内人材開発専門会社として、従来は経験者に限定した採用を行っていましたが、この4月に初めて新卒採用で新たな仲間を2名迎え入れます。 そして現在、次に続く2022年4月入社予定の新卒採用活動が佳境を迎えています。 多くの企業が利用する、いわゆる就活サイトを使わず、人・組織に関するゼミを個別訪問して(今年はほとんどオンラインでしたが)会社説明の時間をいただき、そこで興味を持ってくれた学生を中心に母集団を形成する、という地道な採

          当社新卒採用活動のご紹介 ~2つのインターンシップ~

          誰でもできる!ケーススタディ作成のコツ⑤(全5回)

          全5回のシリーズも早いもので、今回で最終回を迎えます。前回はケースライティングのポイント(後編)として、ストーリーの組み立て方と設問の立て方について、ご紹介しました。今回は、ケーススタディを効果的に進めるファシリテーションのポイントについてご紹介します。 ■事前準備  研修当日に向け事前準備を入念に行うことはとても重要です。ファシリテーターは、受講者からの様々な意見を受け止めながら、ラーニングポイントへと導きます。その為にも、事前にケース資料を何遍も読み返し、設問に対する予

          誰でもできる!ケーススタディ作成のコツ⑤(全5回)

          誰でもできる!ケーススタディ作成のコツ④(全5回)

          前回はケースライティングのポイント(前編)として、外注する場合と内製する場合のそれぞれの注意点、ケースメソッドと事例研究の違いについてご紹介しました。今回は後編として、ストーリーの組み立て方や設問の立て方についてご紹介します。尚、記載内容は当社内での事例ですので、あくまで一つの参考情報としていただければ幸いです。 ■ストーリーの全体構成 最初にケースを書き始める前に全体のストーリー構成を描きます。ケーススタディは、受講者が当事者意識を持てるかどうかが学習効果を左右します。ス

          誰でもできる!ケーススタディ作成のコツ④(全5回)

          【1 on 1施策】当社の取り組み ~2年間の実践と研究発表~

           三井物産人材開発の濱田ともうします。今回、当社の1on1に関する取組について共有させていただきます。  最近はドラマなどでも取り上げられる1on1ですが、当社では約2年前から、「1 on 1 ミーティング」のための研修を提供しています。上司と部下間のコミュニケーションの量と質、その両方の向上を目的とした研修です。1on1とは、上司と部下が2週間~1ヶ月に1度の頻度で、その間に起きた業務の成功体験・失敗体験を振り返り、経験から学んだことを言語化し次に活かすアクションを立てる

          【1 on 1施策】当社の取り組み ~2年間の実践と研究発表~