三井陽一郎

"好奇心で世界はきっと良くなる" www.mitai.co.jp

三井陽一郎

"好奇心で世界はきっと良くなる" www.mitai.co.jp

最近の記事

Sioが(また)違うお店になっていた。

え、なんか違う。 慣れ親しんだと思っていたレストランが、 静かに、しかし大胆に変わっていた。 2月ぶりにレストランSioにお邪魔した。 最近は特に気にもしていなかったけど、 スケジュールを見返してみると、 概ね半年に1回くらいは行っているらしい。 ここ2年くらいは、安定のクオリティとサービスで、 間違いのないレストランとして僕の人生に定着している。 でも、今日のSioに安心感がない。 まず、今日は休みなのかというほどお店が暗いではないか。 迎えてくれるサービスの皆さん

    • 青山で、富山をTabiする。

      食材もまた、人と同じように、誰と出会うかで人生が変わる。 富山県が、鳥羽周作シェフに出会ってしまった。 富山に住む人でさえ体験したことのない、富山が生まれた。 ミシュラン1つ星レストランSioのオーナーシェフ、 鳥羽周作さんが設計から関わってできたオールダイニングレストランHotel'sでは、Tabiという企画をやっている。よくある地方の食材を使って料理します。というやつではないんです。 ロードムービーを撮るように何の計画もなくその地域を旅して、その先々で出会った食材か

      • ガスト、感動ハンバーグの温度。

        あっ熱っっっ!! 11月24日から全国のガストではじまった感動ハンバーグは、口に入れた瞬間から感動がはじまりました。 いや、正確に言うと運ばれてきた瞬間、それはじまっていたのです。 ※感動ハンバーグとは、ミシュラン1つ星シェフの鳥羽周作さんがガストとコラボして開発したガスト初のコースメニューです。 今まで何度となくお世話になってきたファミレス、 カジュアルでリーズナブルで選択肢多くて嬉しい一方で、これは不満でも何でもなく単に諦めていたのが料理の温度でした。ジューと言わな

        • 僕の好きなレストラン

          僕の好きなレストランは お店の外でウェルカムしてくれる お店に入るとみんながウェルカムしてくれる らっしゃいっ 今日もいいやつ用意してますぜ とは言わないけど 顔にはそう書いてある シェフの料理は技術も去ることながら お客のことをよく見てタイミングを見極めて 作られている 絶妙なタイミングで仕上がったお皿を すかさずサービスが持っていく 丁寧に温度管理されたお皿は 熱々で冷え冷えだ きっと持つのも大変だろう でもお皿を運ぶサービスマンたちは にこにこしている 彼らは知

        Sioが(また)違うお店になっていた。

          レストランでTabiをする。

          これは行かなきゃいけない気がする。 そう思って勢いで予約したんです。 もう皆さんお馴染みの1つ星シェフ、 鳥羽周作さんが経営するレストランHotel'sで10日間限定で催される Tabiという企画。Tabiは旅、行き先は佐賀だという。 日本の地域にはたくさんの素晴らしい食材があって、 その食材を探し歩く料理人は多いし、 貴重な食材を用いて美味しい料理を作ることも多いと思います。 でも、Tabiはそんな感じじゃない気がしたんです。 そしたらやっぱり全然違ったという話でして

          レストランでTabiをする。

          愛と技術とクリエイティブが黒部にはある。

          ダームクーヘンの誕生です。 全国各地にお邪魔して、 たくさんの素敵な人たちと会ってきました。 どちらから? 富山県の黒部市からきました。 黒部ダムの黒部ですか!? と、やや興奮気味に聞いてくださる方、 行ったことありますよ!と言ってくださる方、 黒部の太陽好きです!と映画の話をされる方、 とにかく黒部といえばダムなんです。 話は前後して、 黒部を愛する若者がいます。 本瀬君と言います。 本瀬君は中華料理店のオーナーシェフで、 いろいろと黒部のために腕を振るってます。

          愛と技術とクリエイティブが黒部にはある。

          鮮やかに奪われた、嫌いなもの。

          人間誰しも、好きなものあるように、 苦手や嫌いなものがあります。 それは、簡単には変わらなくて、かなり頑固です。 簡単に嫌いになるなら好きとは言えないのと同じように、簡単に好きになるなら、嫌いとは言えません。 好きなものを嫌いになるのと同じように、 嫌いなものを好きになるのは大変なことです。 変わるには衝撃的な体験が欠かせません。 すき焼きが好きじゃなかった。 甘い、甘い、甘い、くどい、しつこい。 このいい肉は肉のままが美味しいはず。 と心の中で絶叫しながら食べていました

          鮮やかに奪われた、嫌いなもの。

          お祝いはスシローのすき焼き海鮮シャリ弁で。

          ADC JAPANでADC賞ノミネート! と言われても、何のことだか分からない人がほとんどだと思います。簡単に言うと、デザインの全国的なコンクールで、2万点とかの応募があって、そのうちの10選に入り損ねました。 という状態です。 なんや、漏れたんかいっ!ってツッコミが聞こえてきます。。。確かにそうなんですが、ノミネートにも価値があるというのが、この賞の不思議なところでして、実際、いろんな人からお祝いの言葉をいただいています。 さらに!富山県デザイン協会主催の富山県デザイン

          お祝いはスシローのすき焼き海鮮シャリ弁で。

          息子へ。

          あなたが生まれて3ヶ月と13日が経ちました。 しあわせな毎日をくれてありがとう。 人間は忘れてしまう生き物だから、 どんなに幸せな毎日を過ごしていても、 些細なことは忘れてしまう。 でも、些細なことにこそ、幸せは詰まっていて。 だからあなたが生まれてきてくれて、 母と父はどれくらい嬉しかったかを、 書き記しておこうと思う。 2020年は東京オリンピックが開催されるはずの年で、 あなたはオリンピックベイビーになる予定でした。 でも、新型コロナウイルスという新種のウイルスが

          2020年、僕のベストレシピはお米の炊き方。

          妻の実家は元米農家で、 今は田んぼを営農にお任せしている。 営農というのは、管理運営ができなくなった田んぼをまとめて面倒見てくれる仕組み。高齢化が進む田舎ではとても重宝しているみたい。 で、田んぼのオーナーにはリターンとして毎年お米が届けられるわけです。ただ、妻のばあちゃんは毎度言う。 「なーん、今年の米もおいしないちゃ」 (いや、今年の米もおいしくないよ) 妻に言わせてもそうらしい。 気候変動の影響なのか何なのか、年々、 お米は美味しくなくなっているらしい。 ついでに、営

          2020年、僕のベストレシピはお米の炊き方。

          幸せのマザーシップ、Sioとの遭遇。

          あの日、ただの興味でタップした支援のボタンから、僕の幸せははじまっていたのだと思う。 あれから一年、コロナで大変でしたけど、 その中にあって大きな存在となって、 僕を支えてくれたSio。 どんなに言葉を紡いでも足りない気がしてしまって、何をどう書けば伝わるのか、 それでモヤモヤしてしまい、 書こうと思っては筆を、というかタイピングを止め、また少し書いては止め、を繰り返し。 嗚呼、僕は本当にコピーライターの端くれなのかと嘆きつつ、2020年の終わりがまるで入稿日のように思えてき

          幸せのマザーシップ、Sioとの遭遇。

          喜びの消費期限。

          2018年に運よく結婚できた僕も、 今年で無事に2回目の結婚記念日を迎えられました。 出会ってからは3回目の記念日。 ようやく3年、たった3年、 いろんな言い方があれど、 誰かのことをたった3年で知り尽くそうなんて 到底無理なのが当たり前で、 それはたとえ妻でも同じ。 未だに新しい彼女の姿を見ては新鮮な気持ちになる。 最近気づいたのは、喜びの消費期限だ。 僕はどちらかと言うと、というか完璧に喜びを 花火みたいに爆発させてパーッと喜んでしまうタイプ。 わーすごい!美味しい!や

          喜びの消費期限。

          英国王室とSDGs

          英国王室問題。 正論と正統という視点で見ると気づきがある。 メーガンさんは人には自由があるので、 窮屈な王室から離れて、 私は私の人生を歩みたいと意志を示した。 そしたら「王室の歴史を壊した」との声が出てきた。 こっちの言い分は「王室に嫁ぐというのはそういうことだ」。 理屈じゃないんです、正論じゃないんです、と。 日本の天皇家もそうですが、 理屈じゃないからこそ、 天皇陛下のお姿を目にして「ありがたい」と涙を流す人がいる。 これが理屈ガチガチだと、こうはならない。 これが

          英国王室とSDGs

          サプライズのつくりかた。

          こないだのこと。 素敵だから見てきてほしいと言われ、 神戸で手作りされてるクリスマスリースが置いてある 新宿伊勢丹へ。 でも値段を見てびっくりして、 「ねえ、めっちゃ高いよ!」 とLINEすると、 「わ!じゃあ買わなくていいよ!ごめん!」 と返事が来たので、 「分かったよ!いつか買おうね!」 と返しつつ、買って送っておく。 で、今日のこと。 突然あるはずのないリースが目の前に現れて、 驚きと喜びでパニクる妻が見られました。 なかなか良い光景でありました。 だいぶ早いク

          サプライズのつくりかた。

          69年目の社名変更

          今日から、株式会社ミツイは社名変更しまして、 株式会社MITAI(ミタイ)になりました。 69年の歴史に感謝しつつ、 これからは意志を名前に込めて、 新たな世界を切り拓いていきます。 ということでWebはリニューアルしまして、 なんと英語のみになりました。 http://www.mitai.co.jp そして名刺は以前の名刺が余っていたので、 捨てるのはいかんと思いまして、 加工することで使えるようにしました。 取引をさせていただいているクライアントさんには ご案内も送らせ

          69年目の社名変更

          夏のおわりは、はじまり。

          夏のおわりは、はじまり。