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「グローバルという壮大な言葉にまやかされないことが大事」和田の考えるグローバルブランドとは

WADA  TIMESは、和田の思想や価値観を深く知ることができる唯一無二のメディアであり、教典です。

モデル、アクティビスト、インスタグラマー、インストアマーチャンダイザー、クリエーター、ヘアドネーター、メイトなど様々な肩書を持ち、精力的に活動している和田さん。最近、フランスに本社をもつ世界有数のメーカーの日本法人に転職したとのことで話をきいてみました。

Très bien

ーー和田さん、お久しぶりです。以前から転職活動されていてコスメ系の会社を受けているという噂はきいていたのですが、転職されたのですね?

はい、転職しました。具体名はあれですが、フランスに本社があり世界150カ国以上に展開していて、主要な商品カテゴリの売上が世界一年商8,700億のグローバル企業の日本法人です。

ーーすごいじゃないですか。失礼ながら、よく採用されましたね(笑)。

失礼ですね(笑)。まぁ、こういうのはタイミングとかもありますから。前職の入社の時もかなり幸運な、特殊な入社ルートでしたし。

ーーそうですよね。失礼ながら、前職の時もよく採用されたなと思ってました(笑)。絶対面接弱そうじゃないですか(笑)。

失礼ですね(笑)。運も実力のうちです。それに学生時代に勉強がんばったのもあるかなと。

ーー失礼しました。前職よりもはるかにグローバルな企業で働いてみていかがですか?

これまでは視野がだいぶ狭かったのだなと思いましたね。見えている範囲でしか見れていなかったなと。ただ、実際にこの規模のグローバル企業で働いてみて、逆にローカルの重要性を再認識しました。当社は割とローカライズを重要視していて、グローバルでのブランドがどうこうというよりは、目の前のお客様をみて仕事をしている感じです。少し語弊はあるかもしれませんが、ブランドもあくまで売上利益を作り出すための道具といいますか。

ーーそうなのですね。和田さんの思想とは乖離があるような気がしなくもないですが。

まぁその辺りはうまくフィットさせてやっていきますよ。繰り返しになりますが、グローバルブランドといっても、どれだけ目の前のお客様だったりローカルを大切にできるかが重要で、あまりグローバル化という一見壮大な言葉にまやかされないことが大事だと和田は思いますね。

ーーなるほど。ちなみに和田さんの好きなグローバルブランドって何かありますか?

これは、Flying Tiger Copenhagenですね。めっちゃ好き。北欧デンマーク発の雑貨ブランドで、ブランドの使命として彼らは、“A richer life doesn’t cost a fortune. At least not at Flying Tiger Copenhagen”(より豊かな生活をおくるのに、たくさんのお金は必要ありません。少なくともFlying Tiger Copenhagenでなら)、と言っていてそれがすごく好きですね。こういったブランドのビジョンを全員で共通認識を持って展開されているように見えますし、共通認識はグローバル展開において非常に重要だと思います。

ーー話は戻るのですが、和田さんが採用されたのは日本法人ということなのでそれはないのかなと思いつつ、海外異動の可能性はあるのですか?

海外異動はなさそうです。とはいえもし海外に行ってほしいと言われたら行きますけど。海外で働くという選択肢を完全になしにしたらそこで終わっちゃうし、諦めたらそこで試合終了な気がして。自分の可能性を広げるチャンスではあると思うので、前向きに捉えてますね。実際問題、和田は日本の未来に対して現時点では非常に悲観的で、それこそ昨今は円安も進んでいてあらゆるモノの値段が上がっていますが、近い将来日本人はiPhoneの新作が高くて買えないみたいな世界観もあるんじゃないかと思っています。円の価値が下がっていくリスクを考えれば、海外で働いて外貨を稼げるようになっておいた方がヘッジできますよね。日本円を稼いで日本で暮らすというのは、これまで通りではあるので現状維持で何も失っていないし特別リスクの高い行動とは感じないのかもしれませんが、和田からすると日本に全BETしている状態で、非常にリスクの高い勝負をしているようにみえます。なのである視点からみるとリスクの高い状態にも関わらず、しかし本人の認識としては海外で働くというリスクを恐れて行動していないと思っている、という乖離が発生する。現状維持バイアスって恐ろしいですよね。と、あれこれ言いましたが、人には色んな事情があるので自由に選択すればよいとは思ってます。

ーーおもしろい視点ですね。海外で生活する、働くといった時に日本人だとやはり言語の壁などを不安に感じてしまいそうですが、和田さんはどうですか?

不安ということはないですね。必要に迫られれば嫌でも習得すると思いますし、勉強すればよいというだけです。できるかできないかではなく、やるかやらないか。和田は、やる。それだけです。そもそも日本語もちゃんと習得できているのか?って話もありますよ(笑)。ちなみに今はフランス語と英語の勉強をしています。「Bon appétit! 」

ーー!?どういう意味でしたっけ?

「Bon appétit! (ボナペティ)」はフランス語で「美味しい」だったかな。

ーーフランス語わかんないですけど、美味しいはトレビアーンとかじゃないでしたっけ。。?

あ、トレビアンだったかも。忘れちゃった。何だっけ。

ーーあ、今ネットで調べたら全然違いました。。全部合ってなかったです(笑)。知らぬが仏ですね、フランスだけに。

Très bien

訂正
「Bon appétit! (ボナペティ)」:フランスで食事を振る舞う人が食べる人に向かって「Bon appétit! (ボナペティ)」と声を掛けます。 直訳すると「良い食欲」ですが日本語では「召し上がれ」が近いようです。

トレ‐ビアン:【(フランス)très bien】[感]賞賛するときに発する語。 とてもよい。すばらしい。

美味しい:「おいしいです」C'est bon.(セボン)、「とてもおいしい」C'est très bon.(セ トレ ボン)

参考記事:自分でグローバルブランドをつくろうとしていた時の和田


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