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第一に、「やさしい育て方」と「厳しい育て方」は、どちらか一方しか選択できないようなものではない。

第一に、「やさしい育て方」と「厳しい育て方」は、どちらか一方しか選択できないようなものではない。

GRIT やり抜く力 - 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

数年前、電車内広告で目を引いた『GRIT やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』という、いやー、いかにも意識の高そうな書籍ですが、書いてあったことはためになりました。そして、著者が二児の母ということもあってか「子育て」の内容に紙幅が割かれていました。

つまりは、「子どもを「やり抜く力の強い子」に育てるには、どうすればよいか」ということです。

どんな子育てがいいか「一目瞭然」の研究結果

として、子育てのおすすめが紹介されていますが、とくに僕にとってわかりやすく印象に残ったのは、次の部分です。

どちらの家庭も、子どもの興味を第一に考えるという意味においては「子ども中心」だったと言えるが、「なにをすべきか」「どれくらい努力すべきか」「いつならやめてもよいか」など重要なことは、必ずしも子どもに判断を任せなかった。

つまり、ピアノでも、野球でも、絵かきでも、子どもが「やりたい」と思っていることをやらせるし、それに対する支援も惜しまない。しかし、ひとたびそれをやらせたならば、「この練習をやりなさい」「一日2時間はやりなさい」「2年間は必ず続けなさい」といったように、しっかりと努力を続けることについては、親は毅然として接する、というのが僕の解釈です。

ちなみにもちろん、子どもにも向き不向きがあるので、一度始めたことを永遠にやらせよ、というわけではない。

その期間としては、「最低2年間は続けさせる」と、この本ではおすすめされていました。

さらに、思ったこと。

この本で書かれていること、もちろん自分の人生にも適用できる内容でした。ですが、もちろんそれはかんたんではない。覚悟を決める必要があります。でも、自分はやらないくせに、自分の子どもにはこれをやらせようと気軽に思えてしまう時点で、親のおごりのようなものが自分の中にあるのだと発見した、そんな経験でもありました……。


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