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こんにちは!
光秀マインド足立聖忠です!

先日、福知山JCの6月理事会が開催されました。理事会というものを改めて考え記事にしたいと思います。

青年会議所の意思決定を行う最高議決の場は総会です。年間の予算や決算、理事役員の承認を行う場ですね。
その他で行うものでは理事会というものがあります。こちらは理事役員及び監事や顧問、直前理事長などの構成で毎月一回開催されます(臨時理事会は更に追加で開催)
福知山の場合は基本第一木曜日の19時半~22時に開催をしております。

この理事会ではざっくりと書くと
①セレモニー(JCIのミッションやビジョン等の唱和)
➁理事長の挨拶
③各案内資料の確認
④各議案の承認や協議
⑤依頼や要望等の情報共有
⑥監事講評

の流れで進めます。より良いものを創る。より議題に対して本質を見る。そういった場においてそれぞれにその年の立場で大きな学びがあります。よく言われるのが大人や社会人になって本気で怒ったり怒られたりする場面が少ない。この理事会は大人にとって貴重な場とJCに入った当時は言われてました。

理事長挨拶や監事講評も今年の立場で、月に一回しかない機会をどう使うか。毎回すごく考えます。私も監事職を一度しましたがこれまた難しい。また次回にでも「JCの監事職」の記事を書きたいと思います。

一番の目玉は④の各議案の承認や協議です。各地域の青年会議所によってスケジュールは違いますが、事業計画議案を協議を経て、審議に向かうという流れは同じかと思います。
このそれぞれの議案に向き合うことが今のJCの質の課題になっていると私は思います。

委員会で事業計画を作成し、その実行可能性を検証し、予算を構築し、この形で実施したい!という思いで理事会へ上程します。その場では実現可能性やリスク、課題の設定や解決するための手法が的確なのか。次年度への提言や引継ぎの為の検証方法など様々な角度で意見や質問を受けます。上程委員長は、委員会や事前調査によってその事業計画に対して誰よりも詳しく、多くの時間と使ったその会議に参加する中での最大のプロフェッショナルである必要があります。
その熱い想いと実行力によって、理事会の賛成権をもつ理事の賛成多数により審議を通過し実行へ向かいます。(この時理事長は議長の為賛成も反対もできません)

この課程で上程をする委員長の向き合ってきた時間をしっかり受け止めるのはその他の理事です。3日前に事業議案は配信をされます。その3日間を使い、事業議案の隅々まで見て、意見の質をあげていきます。

上記が本来あるべき姿です。
ただ現在の青年会議所は、会員の減少により経験が浅いまま理事を受けたり、事業計画というものになれない状態で計画書を書いた入りします。すると自分のことで精一杯になり、他の人の事業計画を見ている余裕を無くしていきます。
結果として理事会の最大の学びの場であり、成長の機会である協議と審議に使う時間の質が下がります。
例を挙げると上程側は
・議案の作りこみが甘く、実現可能性どころか事業の内容を固めずに協議として挙がってくる(意見もらってから直そうとする)
・予算書や対外配布物(チラシなど)を後回しにするために実現可能性が見える計画書になるのが審議の場になる
・そもそも3日前配信に間に合わず、議案の取り掛かるのが上程日すれすれになってきている。

意見を言う側は
・事前に議案を見ず、その場で言う意見を探す。結果大切な部分というよりは軽微な体裁の部分しか意見が出ない、またはお門違いな意見を言う
・自分の上程でいっぱいで他社の議案に意見が言えない、または意見を言いにくい状態ができる

上記のような状態が起こります。この議題を上げる側もチェックする側も弱くなっていくことで会議をする意味が無くなっていきます。
事業実施はパワフルで様々な職種の大人が集まっているわけですからマンパワーで何とか乗り切れたりします。ただこの理事会の意味は実施計画書を完ぺきにすることよりも、事業に担当者(委員長)が向き合う時間や考える時間を濃密にすることで成長につながり、そして地域にまた新しい力を持ったリーダーが生まれることの方が重要だと私は思っています。

JCは機会の提供の場です。やらされるのでもなく、勝手に生まれるのでもなく、自らどうするかです。地域に能動的なリーダーを多く輩出する。これが青年会議所の使命なのです。

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