2. 12AU7を用いた増幅回路
本節では、12AU7を用いて増幅回路を設計します。特に、負荷直線を二通り引いてみて、それぞれの負荷直線を用いて回路定数を計算してみます。
12AU7を用いた増幅回路の設計(負荷直線パターン1)
まず、12AU7のEp-Ip特性図に負荷直線を引いたものを、次の図に示します。
電源を12Vとし、プレート電圧の軸上12Vの点と、プレート電流の軸上80μAとの間に直線を引いてみます。横軸の12Vは電源電圧から決まります。縦軸上の80μAの点は、負荷直線と、Ep-Ip曲線の交わる