家族って難しいと思ってた話
11月21日は親父の誕生日
今年のいつ頃か忘れたけど、親父が急に「もう誕生日はプレゼントとかいらないから貢治と能和(のりかず:弟)と飲みに行きたい」と言い出した。
弟とは家でもビールとか飲んでた記憶があるけど、俺は家では飲まない。
自然と弟と親父の距離は近く、俺は少し離れた関係性かなとも思っていた。(誘ってくるわけでもないし)
比べるわけではなく、そういうもんなんだなと認識していた。
元々家族大切にする系親父。
基本毎日の帰りは18時半。飲みにも行かず、徒歩10分圏内の自分がやっている会社からすぐに帰ってくる。飲みに行くとか、友達を家に連れてくるとかまずなかった。
小学校から中学・高校ぐらいまで毎年国内旅行に海外旅行に必ず連れて行ってくれていたし、高速道路が空いている夜中を選んで子どもの俺らが寝ながら移動できるように、負担がないようにしてくれていたりもした。
もちろん愛されてるとは思っていた。何かあった時に必ず助けてくれるとも思っている。
それでも親父が俺の事を好きかどうかは分からなかったのかもしれない。
親父のイメージ
家族とはいえもう9年ぐらい一緒に住んでないし、お互いどんな事考えてるか全然分からない!!俺も弟も家族いるから、皆で集まっても子どもが主役でパーソナルな話は全然していなかった。
だから何か真面目な話するのも照れ臭い笑
昔の親父のイメージは「親父として」という鎧を着ていることが多くてあんまり好きじゃなかったんだと思う。だから好かれているというより役割的に判断しているという話だと思ってた。愛されてるけど、好かれてるか分からない。それが俺の感覚。
今は仮説で親父も俺たち(子ども)の事、好きだったんだろうな~と思う事はあっても確かめることはなかった。
親父は喜んでたし心待ちにしてた
らしい。俺と弟が日程調整をして、この日(11/28)が決まった時から嬉しかったし、何かあってもこの日があることを思うと頑張れた。そして今、幸せだと話してくれた。
いろんな話をした。昔話、仕事話、家族の話、親父の課題、本当は3人男兄弟ほしかった話、兄弟仲良くしてほしい話、兄弟協力してほしい話等。
昔の旅行の話とかを親父目線で聞いてく中で、俺たちの事ホント好きだったんだな~という事も確かめることができた。
親父も昔の「親父として」の鎧を纏うことなく3人がフラットに話す事が出来たと思う。
親の心子知らずとは正にこのことだったな
昔から俺の為を思っていろんな事を言ってくれていることは分かっていたつもりだけど、ポジショントークかもって少しでも思うと一瞬で聞かなかった自分がいたんだなと反省した。(親父として、みたいなのがムカつくから聞きたくないし、面子気にするような感覚があれば嫌だとも思った)
親父の言葉が俺にあまり届かない理由がわかっても、今後もそう思う事もきっとあるから約束はできないけど、ここからの関係性を変えていくこともできるかなと。
そして親兄弟を頼ることって良いもんかなって初めて思った。
親への凝り固まった概念
幼少期から関わり続けているからこそ、諦めていたり、働きかけるのがめんどくさかったりする部分はあると思う。でも、「今」と「昔」の自分は違うし、親も少なからず変化をしている部分はある。
自分の人生を先陣切って応援してくれる人達がいるとしたら、親は入ると思う。だからこそ、この関係性を前進させていくことで、自分も家族も幸せになれるなら、こんなに心強いことはない。
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