神々しい道

#私の就職活動

この時期だからなのか、僕自身の就職活動について書きたいと思います。
若干傲慢にやっていた部分もあるので、その辺りは若気の至りということでお許しください。

めちゃくちゃ成長したかった自分

 特に一流大学出身でもない、大学で何を成した訳でもない、ただあったのは、自分に対して成長したいという想いでした。なぜそう思うようになっていたのか?根源的な部分はよく分からないというのが実情です。
 ただ、本能的に自分の力が出るタイミングは知っていました。それは信頼している『誰かのため』に何かをしたとき。しかも、その誰かのピンチを救いたいと思った時ほど自分でも驚くような力が出ました。
 お金や感謝といった見返りを求めてではなく、自分自身が本気で誰かを救いたいと思った時に救えるかどうかが自分の価値だと思うぐらい。

 もしそれで救えないんだとしたら、自分の実力や普段行動してきた徳のようなものが足りなかった、もしくは間違った方向に行動していたのではないかと思うぐらい、自分を答え合わせしているような感覚でした。
 僕はその範囲を広げたい!そのために仕事がしたい!!徳積みたい!!!と思っていたのかもしれません。

だからこそ信頼できる人と沢山働きたい

 普段から徳を積もうともうと本当に大変なんです。仕事でも役割でもないのに意識高いふりして世の中にいいことしたいと思っても続けられるもんではないんです(僕にとっては恥ずかしい事でもありました)。気付けば自分さえ良ければとか、メンドクサイな~って思うと何も行動してないことって沢山ありました。それが自分のためなら尚更。

 僕にとっては仕事ってめちゃくちゃ都合のいいものなんです。お金を頂くからこそ、顧客やその先の顧客の事を考え、『誰かのために』何かができる訳です。自分の力が発揮されやりたい事をできる口実をくれる。さらに、やらなければ困る人がいるし、納期もある程度決まっている。その中で自分の貢献できる範囲や処理できる範囲をリアルに広げていくことができる。そんなことを考えていました。

 だからこそ一緒に働く人は大切でした。僕は自分が弱い人間だというのを知っていたので、働く環境は本当に大事だと考えていました。どれだけ自分が想いをもってシコタマ働いたとしても、周りの人たちを信頼できなければ続かないだろうと感じていました。
 大抵の会社では、仕事は最初誰かからもらうものです。その仕事をもらう相手が、『楽したい』とか『こいつにやらせておけばいいや』みたいな渡され方をした時に、純粋に仕事に向かえないだろうと思ったのです。
 仕事にもらう人は関係ないかもしれませんが、仕事をくれた人を助けたいとかやりたいと思わせてくれる人たちでないと頑張れないのではないかという事を思っていました。

会社を測る独自の指標

 とはいえ無数にある会社。そんなことを考えていても会社は選べません。選考や説毎回に行っても一緒に働く人がどの人かも分からない、どうやって会社を測るのかも分からない。僕は働く価値観は企業としての表面にどう表れるのか?それを指標にしていました。
 恥ずかしいですが一部考えていたことを書いておきます。

★人を大切にする会社の指標
( #2007年の話 #独自視点 #ベンチャー企業 #人を大切にする )
・選考に参加する学生は将来社員になる可能性がある相手だからこそ、予定があれば選考日程はずらすことができるのではないか。
・社長は説明会に出てくるのではないか。
・面接で大切なのは、考えてきたことではなくその場で本音を話す。(相手の意図をくみ取り、自分が答えたい回答をしない)
・結果、事業が伸びてるかとかどうでもいい
・社員同士は仲がいい

就活は正直苦戦

 正直、就活は順風満帆ではなかったです。
自分の至らなさを感じ、第一志望からお祈りメールをもらい、やってる意味あるのか?っていう状況。本当の自分を曝し続けることで企業は見つからないのではないかとも思っていました。そのうち、このスタイルの就職活動はやめて、内定をもらうための就職活動を始めるのかな~と考えていました。

それでも最終的に自分が選ぼう

 そんな苦境の中でも自分は選んだ会社に入りたいというのは変わらなかったです。誰かに選ばされる納得させられるとか、企業に選ばれるとかではなく自分が選ぶ。

 最終的には今の会社に内定をいただき、就職することができました。自分の中で決めていた最後の事は、

この軸で内定が出たとしたら、一番最初に内定をもらえた会社に入社しよう

 その決断が自分にとって正解だったか不正解だったかはわかりませんが、事実として僕は11年この会社で幸せに働けています。

自分の良い部分も悪い部分も、できる部分もできない部分も丸っとひっくるめて一緒に働こうと言ってもらえた気がして、だからこそ会社と一緒に働く仲間と頑張って行こうと思えたんだと思います。

書き始めたらまぁまぁ長くなってしまいましたが、これが僕の就職活動です。

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