年を重ねる事

「年を重ねる」という表現がしっくりくる話

 改めて年末に思ったこと。日々何を考え、何を積み重ねていくのか?何となくだとなかなか意志を持って積み重ねることが難しいことがある。意志を持って積み重ねないと積み重なっている事を実感できなかったりする。しかし、何となく意識せずに積み重ねてしまっているものもあると思う。

自分が「何を積み重ねたいと思って」「何を積み重ねているのか」

 話は変わりますが、僕は『激レアさんを連れてきた。』というテレ朝の番組が非常に好きです笑 見始めると直ぐハマって集中して他の音が聞こえなくなってしまうので、録画して、ハマり過ぎても支障のない土日に一気に見るようにしています。

 内容は人生で激レアな体験をした人たちをゲストとして呼び、その人の送ってきた半生を弘中アナウンサーが時系列に今に向かってドラマチックに!かつオードリー若林正恭さんがバラエティー要素をフンダンに取り入れてお届けする番組です。(深夜に帰ってきてくれて嬉しい)

 神回(好きな回)が幾つかあって、めちゃめちゃ感動し、かつ人生で大切なものを教えてくれる大切な番組だなと思っています。どんな激レアな体験してる人達かというと、ハットリさんとかイシカワさんとかオオタさんとか。興味ある方は是非一度見てみて下さい。

 僕はなぜこんなに人の過去の話や価値観の話が好きなのか?

書類2

振り返ると当たり前に行動している事が有る

 遡っていくと学生時代、自分を冷めた人間だと思っていたし、何かズルい事や悪い事をする事に抵抗感は有ったものの、やってみると「こんなもんか」みたいな虚しさを覚えるような少年でした。
 小学校の時は、両親がサンタクロースを僕が信じていると信じている感じがしたので、それを利用していつまでプレゼントもらえるかなぐらい考えていました(嫌なガキですね)。高校受験も大学受験も意味を見出せず、カッコだけして全く頑張れませんでした。

 そんな人生の先にどんな意味があるのか分かりませんでした。嘘やズルい事をした時、バレる時とバレない時があって。それによって怒られる時と怒られない時があって。+と-を繰り返しているような。自分の利益の為だけに生きようとしても、-1と0と1の間を行ったり来たりするだけだなって。

 だからって誰かの為に何かできるわけでもなく、(僕は特に)「いい子だね」「優しいね」という言葉に反応し、その言葉をもらえるように行動していました。中高でも昔から抱いていた虚しさはなくならず、「いい子だね」「優しいね」が鬱陶しくなった時はまぁまぁ暴れてました笑 暴れた所で1が-1になったりするだけだと思っていました。

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 そんな僕が昔から好きだった事は、世界の不思議な事や事件、数奇な人の運命の再現を取り扱うTV番組が好きでした。これは「見てしまう」に近いです。自分が人生の中で実験的に行ってきた‐1と0と1の行き来を他の人はどんな形の結果を迎えるのかに非常に興味があります。人殺しを含めた犯罪者や難病・大病を患う人、突然の事故に遭遇することもある。僕は今まで33年間五体満足で何不自由なく生活出来ていても、ここから先30年同じように生活できる保障はどこにもない。
 結婚し生まれてくる子供に障害があるかもしれないし、親や親戚周りでトラブルが起きる可能性だってある。
 それをひっくるめて教えてくれているようで、奢る気持ちを抑え、少し知識の様なモノが誰かの人生から学び取れればし、目に見えない不思議な事をやっているケースもあるので、信じる信じないではなく、そういうケースもあることが知れることは、自分にとっては有意義に感じる事の一つでした。

 ある意味『激レアさんを連れてきた。』は数奇な運命ながらもそこを乗り越えてきた結果、周りから面白い事やってると言われる様な人が多く出ている番組です。

 僕が出演されるゲストさんについて思う共通点は下記です。

・過去の経験を前向きにとらえている人が多い
・自分にできない事、やれない事が有ってもいいと思っている
・助けを求めることができる
・哲学(一貫した考え方がある)
・周りから応援されている

※この話は長くなりそうなので今度書きます。

自分の後ろに積み重なっているもの

 今人事として採用という場面で学生と話したり社員との面談をする機会が多くあります。人と話していく中で大切にしたいと思っている事は、相手の中で「何を積み重ねようとしていて」「何が積み重なっているのか」です。

 その人の話を聞いて上記二つを主に聞いています。そしてその二つは同じことを言っているのか?違うならどこに歪みが生じているのか紐解いて理解していくような質問をしている事が多いです。

 そうすると自分なりに目の前の相手が「何を積み重ねようとしていて」「何が積み重なっているのか」を体感できるので、『未来』どこに進んでいく事、どんな行動を起こしていく事がその人のためになるのか考えることができます。

 だからこそ、目の前の皆さんとの「対話」が僕にとってはすごく重要です。自分の仮説検証やトライ&エラーを繰り返させてもらっている時間でもあります。

 僕自身は社会人だから・人事だから・先輩だから与えられるものが大きいとは限らないと思っています。

『誰からでも学ぶことができる』

これは子どもができて本当に思う事です。
僕がどんなに理不尽に力を振りかざし、泣くような事をしたとしても、必ず「いいよ」の一言をくれます。

 そうして周りから得られる経験があるからこそ人は成長し、積み重ねられることがある。年を重ねるのはただ年齢だけではなく、自分の中に積み重なる何かがある。

皆さんにとってそれは何ですか?

話を聞いてみたい。

最後までお読みいただき有難うございました。

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