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体の相性と占い。信じるか信じないかはあなた次第。

※できる限りオブラートに包んでいますが、性的表現があります。苦手な方はご遠慮ください。
※個人的に占いはとても好きです。良い事は信じる。悪いことは厳しいご意見として聞くスタンスです。


今の彼と付き合う前、まだ彼を「気になっている人」程度でしかなかった時。
私は人生に悩んで占いに行った。
その時に言われた。
「今の彼とは体の相性が抜群、気になっている人とはその印象はない」
良いことしか信じない私はこの言葉をそのまま信じていたわけではない。
ま、所詮占いでしょ、程度にしか思っていなかった。
今思い返してみると、それは強ち間違いではなかったと思う。

前の彼は初めての彼、初体験の彼ということもあり、その元カレが私のスタンダードだった。
私のスタンダードは一般的はイレギュラーとは知らずに。
界隈では「仕込まれた」と言うのかもしれない。
歪んだ愛情表現を受け入れることが愛情だと思っていた。
断ることは許されず、嫌よ嫌よも好きのうちにされ、過激なプレイを頻繁に好む元カレ。激しく、打ち付けるようなプレイが当たり前で、痛みを伴って意識を飛ばすようなプレイでなければ満足しない。
自分もそういうプレイが好きになっていったと思っていたし、だんだんと過激になるうちに、次は何をするのだろうか、とドキドキしていたことを覚えている。
それは果たして愛情だったのだろうか。
今になると一種の催眠だったのでは、と、首をかしげるのだが、悲しいかな、今でも時々疼くことがある。
完全に「仕込まれて」しまった。

もともとは性欲は殆どなく、キスハグで満足をするような私。
その純粋な私には、もう戻れない。


その反面、今の彼はどちらかというと淡泊だ。
週に1回すれば良いほう。付き合って1年なのに。
その度に思い出す。

「体の相性は前の彼の方が抜群ですね」

それは確かに仕込まれてしまった私には満足できるものではなかった。
狂おしいほどに求められることもなく、感情のままにぶつかりあうこともなく。
性格そのままに、穏やかに、しっとりとした行為は、私を満足させるものではなかった。
というよりも、拍子抜けしてしまった。
「え?これでいいの?これで満足なの?」
自分の感情の昂ぶりもなく、淡々と行為を済ませ、彼が果てたら終わり。
嘘で塗り固めた「気持ちよかった」と言う言葉を毎回吐き出して。
でも、性行為はそんなものだろうと思っていた。
男性側が満足したら終わり。男性をいかに満足させられるかが女性の役割である、と。

もともと彼には性的魅力を見出していなかった。
ただ穏やかで、春のそよ風のような恋愛ができそうだ、次はそんな穏やかな生活をしたい、と思ったから付き合いだした。
最初から体の相性は二の次だった、ということもある。
だから、こんなもんだろう、淡泊だから愛情が薄いわけではない。
そう思っていた。

彼と付き合って約1年半、毎日彼と一緒に生活して、時には体を重ねるうち、だんだんとお互いの性格とタイミングが分かってきた。
彼は淡泊なのではなくただ距離を測りかねていただけだということ。
傷つけないためにはどうしたら良いのか、純粋な私を傷つけないためにはどうしたら良いのか分からなかっただけなのだと。
(※私はどちらかというとプラトニックだと伝えている。断じて間違ってはいない。今でも通常時はキスハグで満足できるしその先を求めることはない。)

つまり、私がある程度態度で示さなければ、彼は手を出してこれないということが分かった。それが優しい彼の愛情表現だと分かった。
分かった私の行動は早い。

コロナによる外出自粛に乗じて、1日家に居ることが増えた私。
片やエッセンシャルワーカーで出社をしなければいけない彼。
通常は私が先に出社するから、折角なら普段できないことをしよう、と。
そうやって彼を「仕込んだ」1か月。

行為が激しくなったわけではない。むしろ変わらず穏やかだ。
でも、明らかにハードルは低くなった。
そして、彼の愛情表現もまた、今まで以上に増えた。
甘い言葉が愛情を示す全てではない。
行為の激しさが愛情の大きさとイコールではないように、彼に愛されているという安心感と穏やかな優しさ、内に抑えている激しい感情が時々漏れてしまうくらい求めてくれることが、私を昂らせる。

私は元カレとの体の相性が良かったのではない。
ただ一方的に受け入れていただけだ。
そんなのは何の意味もない。

今の彼は一方的ではない、双方向での愛情のやりとりが心地良い。
行為を辛いと感じることもなく、きちんと彼と通じていると感じることができる。
これが「相性が良い」ということではないだろうか。

ほら、占いはアテにならない。


突然こんなnoteを書こうと思ったのは、お昼ご飯を携えて彼が一時帰宅をしたから。
また出勤する彼の体力を奪うわけにはいかないから、もちろん行為には及んでいない。(直前のところで止めて焦らした)
けれど、少しでも帰ってきてくれる彼が愛おしくて、無意識に私を変えてくれた彼への愛情を書き留めておきたいと思ったから。

今日も彼への好きが止まらない。


直前まで焦らして行為に及ばないのは、お仕事の間も私のことを思い出してほしいから。思い出してムラムラしてほしいから。
そんな、歪んだ、私の愛情。


Love mitsuha__


そういえば、淡泊と打つたびにタンパクと変換される私のPC。
しかも純粋も純水と…。
理系PCに育ててしまったなぁ…。
今の仕事は理系分野ではないけれど、またその分野の仕事をしたいと、心のどこかで思っている自分がいる。

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