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感情を込めて歌えない歌詞がある

またまた趣味の話なんですが、3年ほどボイストレーニングを受けています。
歌を歌う事が好きで、上手に歌いたいと思いオンラインレッスンを月1程度ですが受けています。
私は今のトレーナーさん以外の人からレッスンを受けた事はないんですが、なかなかボイストレーニングマニアな方で、喉や顔の筋肉の使い方の話から口のあけ方、感情の載せ方など、たまにむちゃくちゃマニアックな話を興奮しながら語ってくれる方で、すごくそれがおもしろくてニヤニヤしながら聞いています。

トレーナーさんは「歌のうまい人って、感情を込めて歌詞を内容を話してるだけなんですよ」と言っていて、いろんな感情の声を出す練習を教えてくれるんですがこれが思った以上に難しいんです。
私が難しく感じたのは「駄々っ子の声」と「ふてくされた不良の声」です。
「3歳児になったつもりで『お菓子買って!!買ってくれなきゃヤダ!』って気持ちで声出してみて下さい」と言われたんですが恥ずかしいやら、難しいやらで大変でした。

で、なぜこれが難しいかをレッスンの後に考えてみた所「駄々っ子の気持ちをずっと押さえ込んでたからだ」と気付きました。
私は下に弟と妹がいます。そのせいか面倒見がいい人がやるポジションにいる事が多く「しっかりしてるね!」と褒めて頂く事が多かったです。
でも、それを言われるとさらに「しっかりしなきゃ」と思って、なかなか頑固な性格になっていったようにも思います。
そんな性格になると「駄々っ子」をするなんてもってのほかだったので、それがこんな時にネックになるなんて!と衝撃でした。

いろんな歌を練習してきましたが、歌詞の内容によっては恥ずかしさや、気持ちを込めづらいものがたまに出てきます。
そんな時は「この感情を抑制してきたからだ!」と考えて、過去に歌詞の感情に似たような経験をしてないか考えて、思い出したらその時の事を思い出しながら、当時は出せなかった感情を思い切り乗せて歌ってみる、というのをやっています。
そうすると、トラウマのように抱えていた昔の思い出がスッキリしていくんです。

性格や価値観的に共感しづらい歌詞もあるので、全部が全部そうではないんです。本当にわかんない時の感情はただただ「??」です。
私の場合は「恥ずかしさ」がポイントで、歌詞の中で「これ感情込めるの恥ずかしいな」と思った時は割と我慢してきたというか、かっこつけて表に出せなかった感情の事が多いので、それを1つのものさしにして「歌がうまくなるためだし!」という大義名分のような言い訳のようなモノを用意して、
思い出しながら感情を込めて歌います。

感情を込めた声を出す事も、その声を自分の耳で聞く事もとても重要な事だと思います。
ぜひ、みなさんも一度思い切り感情を乗せて歌ってみて下さい。
自分の気持ちに気付いたり、思い出すキッカケになるかもしれませんよ。

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