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第2回みらい会議 理想の保育空間、たくさん集まる

第1回みらい会議に引き続き、2018年(平成30年)6月21日に開催された第2回みらい会議の様子をお伝えします。

 第2回では、より町民が気軽に集まりやすい場所として、NPO法人SOMAが運営する「町の学舎あこ」が開催場所となりました。21日18時、計15名の町民が集まり、中学生たちが勉強しているすぐ隣でみらい会議が行われました。司会である建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン代表取締役)による先進事例の紹介の後、それぞれのテーブルに保育室・屋内の共用部・屋外というテーマが与えられ、活発な議論がスタートしました。
 また翌日22日午後、保育士および給食の先生方を対象に、職員室と厨房に関する議論も行われました。前日の結果や事例紹介の後、各テーブルで意見を出し合いました。下図が21日と22日に出された全ての意見です。

まず保育室について議論したテーブルからは、遊び心あふれる部屋に関する要望が最も多い結果となりました。年度による園児数の変化に対応できるよう、可動間仕切りなどを用いた可変的な保育室であるべきという意見がありました。
 一方、屋内の共用部には、使い易く十分な収納が切実に求めらていました。その他、明るく開放的な共用部に加え、ゆったり本を読める読書空間についても言及されているのが特徴的でした。
 屋外については細かく多くの意見が出されましたが、送り迎えなどに利用できる大きな軒先空間の需要が高いことが分かりました。一般的に園庭は幼児向けとなっていますが、乳児でも安全に遊べる芝生の中庭があれば理想的です。 
 職員室については、3つのまとまった意見が大多数でした。ひとつは職員室から保育園の全体を見渡せる配置であり、安全面に関する意識の高さが窺えます。ふたつめは屋内共用部と同じく機能面から、使い易い十分な収納が必要だという意見です。最後はロッカールームの高い需要であり、他にも休憩室などが求められていることから、働き易い環境づくりに対するリアルな意見が交わされていたことが分かります。
 これらの貴重な意見は川西氏および株式会社イチバンセンが分析・研究し、第3回みらい会議へと引き継ぎます。町民の様々な意見を基礎に、みつば保育園の基本的な計画を来春までにまとめていきます!

(了)

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