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土佐町にしかない幼稚教育をやろう

四国山地の山奥、人口3,800人の土佐町に保育園はひとつしかありません。ほかに幼稚園はありません。土佐町の面積は約212km2、これは人口272万人の大阪市とほぼ同じ。東京23区の約1/3程度の面積。
みつば保育園の園児は約130名。四国は少子高齢化と過疎化の先進地、これから大きく増える見込みはありません。

こんな私たちですが、「土佐町にしかない幼稚教育をやろう!」と、うんと高い理想を掲げました。保育園の前には、プールよりも透明な川が流れているし、思いっ切りカヌー遊びができる湖も川もあり、どこまでも豊かな自然の山が続いてる。保育園や町内の図書館には、本がいっぱいある。
.....でも、そんなの日本中の田舎にある。

でも、私たちの土佐町だけは、たぶん少し違う。コワーキング・コスタディスペース「町の学舎 あこ」という面白い空間があって、いつも面白いお兄ちゃんたちが居て、子どもたちが群がって勉強したり、勉強を教えて貰っている。実はこのお兄ちゃんたち、とってもエラい大学を出ているのだそうだ。
カヌー競技の世界チャンピオンも土佐町内に在住で、みつば保育園の保護者のひとりでもある。

つまり、土佐町は山奥でありながら、世界が見渡せる場所だと私たちは信じる。そんな少数精鋭の、自然いっぱいの、高い理想を持った素晴らしい環境において、それに相応しい幼稚教育のための空間を創る!

事業主体: 土佐町教育委員会
企画・製作:株式会社イチバンセン 一級建築士事務所
     (土佐町立みつば保育園整備基本計画策定業務委託者)

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