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第1回みらい会議 みつば保育園の将来を考えるみらい会議、始動

土佐町立みつば保育園の将来を考える第1回みらい会議が、2018年(平成30年)5月に始動しました。町内唯一の保育園であり、賑やかな町の象徴となる施設にするため、従来の建築設計プロポーザルや専門家からの提案ではなく、町民の様々な想い、様々な立場からのニーズを把握し、町民や関係者で共有することが最初に必要です。そのため、町民参加型の集会『土佐町みつば保育園みらい会議』が開催されることになりました。

5月24日に開催された第1回目みらい会議では町民24名が集まり、活発な意見交換が行われました。
『みらい会議』とは、世代や立場を越えて議論を行う方法です。全ての参加者が「これは自分のプロジェクトである」と認識することにより、保育園および地域の見えないニーズを丁寧に汲み取ることが目的です。高知県において駅舎や幼稚園など様々なプロジェクトを手掛ける建築家・デザイナーの川西康之氏(株式会社イチバンセン 代表取締役)が総合司会者として加わり、町民が主役の保育園づくりを進めていきます。

司会の川西氏による保育園の先進事例の紹介から始まり、すぐに町民たちによる議論の機会が設けられました。最初のテーマは「みつば保育園の良いところ」です。想像以上の数の意見が出され、最も多く挙げられたのは立地条件が良いという意見でした。その他、日当たりが良い・自然が多いなど、環境に関するキーワードが多いことが上図から分かります。廊下やホールなど建物内部だけでなく、広くて豊かな園庭に関する良い点も挙げられました。一方、給食が美味しい、先生が良いなどソフト面への評価もありました。

 川西氏から更なる話題提供が行われ、続いて「朝と夕方の送り迎えのときに、あったら嬉しい機能は?」というテーマへ移行しました。先生や保護者と話せるスペースやカフェが欲しいという意見が多く、談笑する場所のニーズが高いことが分かりました。また、地元の食材を販売する店舗や、地域の人が利用できる図書スペースの需要もありました。
 これらの貴重な意見は川西氏および株式会社イチバンセンが分析・研究し、第2回みらい会議へと引き継ぎます。町民の様々な意見を基礎に、みつば保育園の基本的な計画を来春までにまとめていきます。
(了)


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