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過去の実体験

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2020年4月の記事一覧

また喉が乾くまで飲み続けた日

年に数回会う程度の知り合いがいた。仕事上の付き合いで、あるイベントの受付をしている人とそのイベントの運営が僕という関係だった。彼女は一回りほど上の人で、よく喫煙所で一緒になって出会って一年が経つ頃には愚痴を言い合う関係になっていた。

「今日もしんどいねぇ、みつばくん。早く飲みたいわね」
1度だけ、イベントの打ち上げで彼女と一緒になったことがある。彼女は長い髪でよく早口で話す人で、その飲み会でもあ

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優勝できなかったスポーツマン

例えば、銀杏BOYZのbaby babyが流れてる車内。GWあたりに大学時代の友人達と多摩川でBBQした帰りに、送って行ってよみたいな流れで乗せた女の子が助手席にいて
「当時本当に少し間だけあなたのこと好きだったんだよね」
みたいな台詞があったら、仮にそこまで好みではなくても、それをした後にかなり気まずくなるとしても、多摩川に夕陽が差し込んでいて、赤信号で止まっている時に見つめられでもしたら、もう

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君がいない日々を超えて

熟々男性という生き物は女性によって成長させられるものだなと感心している。それというのも、自分の過去のブログを見返したりしているからなんだけど、ブログもまたノートと同じで別に原稿の締切や連載があるわけでもなく書かずにはいられないという衝動が書かせたもので生きた感情の証拠だなと思った。

例え方は様々ある中で、かなり抽象的ではあるけどきちんと話し合いをした上での失恋というのは痛いからやめて欲しいと

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