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息遣いを読む

患者さんの治療ではそのひとの息遣いをみます。
息を力強く吐くひと。肩で息を吸うひと。吸ってばかりで吐いてないひと。
息遣いは人それぞれです。逆を言うと、息遣いがそのひとを表します。
何となく誰がそばに来たとか見なくても空気感で分かるじゃないですか。
あ、今日怒ってるわ、このひと。みたいな。

しびれ。手足の冷え。神経痛。腰痛。
息遣いを整えることで、これらの症状は変わります。
息遣いを整える。つまり、息やすい身体(生きやすいからだ)をつくるお手伝いをしています。

さて、話は少し変わりますが、西洋医学と東洋医学はどちらがいいの?という質問をたまにみかけます。(好きなほうでいいんじゃないか?)
これについての答えがぼくのやっている治療に結びついてるなぁ。ということで、ぼくなりの答えを書いてみようと思います。

結論から言うと、どっちも大事です。(議論の終わりを意味する)
得意分野が違うだけです。(前輪と後輪くらい違う)
レントゲンを撮ってみつかる病気、血液検査で見つかる病気などは病院で診てもらってください。(元気になったらまた遊ぼうぜ)

ぼくらがみるのは、病気ではなく、病人です。怪我ではなく、怪我人です。(木でなく森をみる的な)

学生さんたちに授業を教えていたころ、学生さんからよく似たような質問をされました。「先生これって外側上顆炎ですかね!?」みたいな。

覚えたばかりのことだし、そのひとにみられる症状から病名を考えちゃうんですよね。まあ勉強したこと覚えてくれているからいいんだけども、これが癖になっちゃうとあまりいいことではなくなってきてしまいましてですね。
ええ。

病気のことしか考えないで、その病の器の病人は置いてきぼりになっちゃうんですよ。

ほら、同じような環境にいても病気になるひと、ならないひとがいるじゃないですか。(インフルエンザの空気感染とか)
そのへんのことを考えなくちゃならないのがぼくら。

ほんで診断できるのは医師だけですからぁー!!!(医師には診断権があるよ!)

もちろん病気と症状を覚えることは大事ですが、医師ではない我々に重要なのはそこではありません。(大事だけどね)
病気ではなく、病人のことを考えることが重要です。(同じ病気でも違う症状がでるのはなぜとか?)
ぼくらは病気の名前やその症状を覚えるのではなく、この病人、怪我人のことをみてあげなければならないということです。(大事なことは2回言う)
【パーキンソン病】を考えるのではなく、パーキンソン病の【Aさん】のことを考えるってことですね。(三度目の正直)

変形性膝関節症の人の膝をよくしても、このひとが変わらなければまた同じ症状が出ますよね?そうゆうことです。(どうゆうことでしょうか)
そうゆうことなんです。(詳しくはみっつまで)

ぼくは、怪我人、病人の息遣いをみます。
呼吸とか歩き方、姿勢とか、これってどこかで教わりましたか?
自分が生きてくる中で獲得したものですよね。環境から得たもので、これを変えるのは簡単ではありません。でも、変えないとまた膝は痛くなります。
手術して形は変わっても、その本人が変わっていなければ、また痛みがでます。(この環境とは人間関係のことでもあります。)

そういった変わりたいひとたちへお手伝いをしているのがぼくらです。
息通しのいい身体になると人間関係も整います。
いきやすいからだ。

呼吸が変われば姿勢が変わる。
姿勢が変われば人間関係も変わる。

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