書評⑨THE REASON WE START UP(孫泰蔵)

この前読んだ孫泰蔵氏の本「孫家の遺伝子」が良すぎたので2冊目。

色々な起業家の声を載せつつ、孫正義氏を含む世界最高峰の起業家の水準を教えてくれるのが本書。目線が上がる。

・当時のYahooは創業2年でIPOのスピード感
・多くの卒業生が起業家となるスタンフォード大学の教え
 -”クラスで一番優秀なヤツらは起業しろ。二番目に優秀な奴ら、やっぱり
   お前らも起業しろ。その下のやつは、大成功すると思うスタートアップ
        に社員番号1桁では入れ。"
 -”FacebookのIPOでは、古参社員にビリオネア(1000億円)、ミリオネア
    (億円)が続出した。ミリオネアだけで1000人以上。0.1%持ってるだけ
    で100億円。次は誰だ?それがシリコンバレーで最高の論点だ”
・従業員ならば業績の急成長による”成長痛”を感じる会社以外に入るな。
 創業者ならば予想を超える程の成長痛を従業員に与えられる会社を創れ!
・シリコンバレーで成功する起業家は3つの条件を満たす
 -メガロマニア(誇大妄想癖)
   ▷世界を俺が変える、変えられるという想いを信じて疑わない
 -パラノイア(強烈な偏執癖)
   ▷うまくいっている時でさえ、常に市場/顧客/競合の変化に偏執
   ▷アンテナビンビンで、常にピリピリとした緊張感で経営
 -ヒュメイン(人間味・可愛げ)
   ▷上2つだけだと嫌な奴だが、どこか憎めない
・人生はスーパーマリオ。一面ずつクリアしていく。
 楽をすると、3面で即死する。逃げるな。どん底にも意味があるのだ。
・経営者は従業員の300倍考えろ!
・ゲイツもジョブスも、既成概念への挑戦者。軍用PCを民間に普及させた
・一隅を照らす起業家たれ。「一隅を照らすもの、これ国の宝なり」
・傍を楽にする起業家たれ。語源は江戸時代の朝飯前の話

これを受けて、
・常識外れの超高速・桁外れの超大型IPOをするにはどうすべきか考える
 (超ワクワクする)

・Facebookくらい仲間にリターンを与えられる素敵なプロジェクトにする
 俺の人生を本気で投資してやる会社なんだから当然

・前職の急成長ベンチャー以上に急成長する。社員に類を見ない成長機会
 を提供し、社員のエンプロイビリティ世界一を目指す

・メガロマニア×パラノイア(壮大なビジョン×具体的な事業へのこだわり)を持つ。ヒュメイン・人間力でも思いっきり成長できる30代にする

・いい方向に導かれているという大前提に立てば、すべてには意味がある
 ポジティブ・前向きに経営する

・既成概念に挑戦する起業家でありたい、あろう。

・一隅を照らし、傍(社会)を楽にできる起業家へ

・まずは実行を通じて、圧倒的な成果を出すことから



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