書評⑥時を稼ぐ男

青汁王子。たとえいかがわしくても、商売がうまい人は好きだ。
そして、この人は想像以上に商売に対しては真剣であり、真っ当なことを言っていると感じた

たとえば、健康食品・化粧品のD2C企業で300億円のグループを作ったわけだが、上位の青汁企業の多くを買収して、市場の追い風を全部自分のものにしたり、ノウハウをグループに横展開して加速度成長したり。商才がある。

何より、結構なハードシングスを乗り越えてきているが、その心の強さは見習わねばならないと思った

・何が起きようとも「ピンチはチャンス」「必ずまたチャンスがくる」と頑なに唱える。マイナスな出来事は、未来へのエネルギーでしありません

・絶対にピンチをチャンスに変えてやる。どんな逆境でさえも乗り越えてやる。どんなマイナスでさえもプラスに変えてやる

・私は今、ピンチが訪れるたびに、「このあとはどんなチャンスに変わっていくんだろう」とワクワクします

商売人としての感覚も、しっかりしている

・お金は本来、1円たりとも無駄にはしてはいけません。その感覚を失った瞬間から、お金はゆっくり離れていきます

・すべてのお金は、その利用によって、どんなリターンがあるか、考え抜くのが経営者の仕事です

これは本当にそう。コンフォータブルな井の中を飛び出さないといけない

・日本はガチガチの常識や価値観に縛られている人が多い国だ。そうした非効率性や不合理性を横目に、自分だけが徹底的に合理化していけば、驚くほど他者の競争に打ち勝てる。周りの目や意見に惑わされている場合ではない

書いているメッセージは当たり前のよくある話が多いし、文章にして見ると凡に見えるんだけど、その中身以上に、見習うべきは執着心や反骨心の部分だった気がする。裏にあるのは、コンプレックスというガソリン。

俺も俺のコンプレックスを思いっきり燃やして、自分の望む圧倒的な成果を出して、良質な存在証明をしていきたい。

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