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へなちょこサイクリング6 岐阜県 JR高山線白川口駅~坂祝駅

6月初めの月曜日、この日はたまたま仕事が休みだったので、日帰りサイクリングをしました。

私の愛読書、ツーリングマップルによると、岐阜県白川町に隠居山観音というのがあるらしく、そこのコメントに「巨石のトンネルをくぐって彼岸へ」と書かれています。

観音は別にどうでもいいが(失礼)、巨石のトンネルというのは面白そうです。今回はそこを訪れてみよう。

そこでルートは高山線白川口駅をスタートして、県道68号線を通って隠居山観音へ。その後標高650mの中野方峠を越えて、坂折棚田へ。そこから先は恵那方面に抜けるか八百津方面に抜けるかは現地で決めればいいや、と思っていました。

結局、八百津方面に抜けて、坂祝駅まで走ったので、ルートは以下の通りになりました:

めちゃくちゃ早起きして、岐阜駅8時11分発の多治見行きの列車に乗ります。美濃太田駅で高山行きに乗り換えて白川口駅へ。

途中、鵜沼駅と坂祝駅の間で木曽川沿いを走りますが、、、

しかし、高山線のハイライトはやはり上麻生駅を過ぎてからの飛水峡でしょう:

木曽川の支流、飛騨川の眺め

数日前に太平洋岸を襲った大雨のために、飛騨川の水量がものすごいことになってました。

白川口駅には10時25分に着きました。

自転車を組み立てて、出発。白川口駅は飛騨川を挟んで市街の反対側にあるので、まずは白川町市街へ。

この橋を渡ります。
橋の上からの景色。走る前からスバラシイ。

市街を抜けてからは68号線を赤川沿いにひたすら走ります。峠に向かって走るのでもちろんずっと登り坂。赤川の清流を楽しみながらゆっくりのんびりサイクリング。

「清流の国」岐阜

途中、裏道を走っていると、思いがけず立派な滝に出会いました。

裏道なので、車からは見えません。特に名前はなさそう。

とにかく赤川が気持ちよすぎ。

でもずっと登りなので、隠居山観音に着いたときは、もうヘトヘトでした、、、(←早すぎだろ)。

着いて初めて知ったのですが、隠居山観音は1つの大きな観音様があるのではなく、山のあちこち計33ヵ所に散らばっているのでした、、、。

一周すると90分かかるらしいですが、すでにヘトヘトだし、この後まだ峠越えが待っています。それに観音様33個も見たいと思うほど信心深くもありません(笑)。そこで、一番下の33番からスタートして、「眺望良好」と書いている29番まで行ってみることにしました。

どこまでも続く階段を上ります。

、、、最初は階段でしたが、途中から山道に。激坂。入口の看板には「やすらぎの里」と書いてありましたが、「やすらぎ」でもなければ「里」でもない。

巨石トンネルをくぐります。

ヘトヘト、フラフラになりながら33番の観音様に到着しました。

33番の観音様。しょぼすぎ、、、。

確かに、周りは巨石だらけで、迫力あります。

この巨岩を越えて行かなければいけません、、、。

32番の観音様以降は立札が新しくなっていました。

立札は立派ですが、、、。観音様は風化で消えかかっている?

32番を過ぎてから、なぜか道が平坦になりました。山の中腹をひたすら横に移動する感じ。

、、、そしてその道はなんと途中で無くなりました。

途中までひたすら激坂だったので、なんかおかしいとは思っていたのですが。やはりどうやら道を間違えたらしい。

戻ってなんとか上に続く道を見つけたのですが。

正しい道はここから右下のところを登る。木の赤いリボンを信じて直進すると騙されます。

、、、いや、これはみんな騙されるだろ、と観音様にツッコミをいれる。隠居山観音、なかなかハードルが高いです(笑)。

「見栄え」のような浅はかなものは重要でない、ということが良く分かります(笑)。

休憩を入れつつ登りますが、正直もう辛くなってきた。しかし周りは木々に囲まれ全然展望が開けません。

展望が開けるまでガマン。

さっきの「騙し道」がなぜあったのかが分かる有難いお言葉(笑)。
クイズです。どこに観音様が潜んでいるか分かりますか?

そして、ようやく巨石の上から展望が開けるスポットに到達しました。

眺めは楽しめたし、巨石もたくさん見れました。

途中にあった番外観音様。「番外」ってさすがに可哀そうすぎでないか?

、、、いろいろツッコミどころはありましたが、何気に楽しめたので良しとします。

下山して大休憩。月曜日ということもあり、2時間近くの滞在時間の間、他に人は一人もいませんでした。

※※※※※

サイクリングを再開。ここから本格的に峠越えです。

中野方峠では残念ながらそれほど展望は無かったのですが、下りの大きなヘアピンカーブが楽しいです。(これこそサイクリングの醍醐味)

そして少し下るとこの景色:

これぞ日本の山村。

このままずっと下ると恵那に至りますが、もう少し頑張ろうと思い(何を血迷ったのか(笑))、右折して402号線に入り八百津を目指すことに。

またしてもずっと登り坂。すでに足は棒になっているので、漕ぐのと歩くのと半々くらいで進みます。

坂折の棚田を上から眺める
棚田を越えると後はもう完全な山道。これはかなり辛かった。
そして稜線に出ます。

登ったらその分ちゃんとお楽しみが待っている。ダウンヒルを楽しみながら走るとやがて道は国道418号線の末端部分に出ます。

国道418号線は「日本一の酷道」としてマニアの方に知られているようですが、こちらはバイパスなので快適そのもの。引き続きダウンヒルを楽しみます。

そしてトンネルを過ぎると、登場するのが新旅足橋。

川から橋までの高さ何と200m超。マジで足すくみます。
橋を渡り終えたところに橋全体を見渡せるスポットがありました。

橋の途中でバンジージャンプをやっていました。落差圧倒的日本一のバンジージャンプです。

ちなみに料金は1回28,000円らしい。私は28,000円もらってもやりたくないです(笑)。

その後、八百津の町で家族のお土産に名産の「八百津せんべい」を買った後は美濃太田まで平凡な道を走ったのですが、、、。

美濃太田駅からJRで岐阜に帰ろうと思ったのですが、木曽川沿いの堤防がサイクリングロードになっているのを発見してしまい、お隣の坂祝駅まで走ることに。

この写真を撮ったすぐ後に自転車の後輪がパンク。私はパンク修理キットとかは持たずにサイクリングする主義なのですが、今回はゴールの坂祝駅のすぐ近くだったので、特に問題なしでした。

ちなみに、坂祝は「さかほぎ」と読みます。難読駅名・町名の1つだと思います。(岐阜はそういうの多い。)

次の日から数日間筋肉痛で、日頃の運動不足が身に沁みました(笑)。


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