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第1章00の映像はブラックホールではない?【恋と深空考察】

臨空市の皆さん、こんにちは。
Thinkingチャンネルです。

本日のニュース・トピックスは、最近、Xでふせったーを使って投稿した文章の一部分を元に、画像を添付し、さらに情報を追求し考察を熟成させた深掘り考察調査報告になります。

まずは毎度お馴染みの【注意事項】です。

⚠恋と深空のネタバレ有り。
⚠いちファンによる個人的な深掘り考察です。ご注意ください。
⚠Q,これは乙女ゲームの考察ですか?
 A,もしかしたら宇宙の話が好きな人は楽しめるかもしれません。


◆第1章00の冒頭の映像はブラックホールではない?


今回お届けするのは、皆さんがハンターとなり、一番始めに見る冒頭の映像についての考察です。

始めに、この考察を説明するにあたり、ゲームの映像で「よくあること」についてお話しましょう。
レイの伝説「秘密の塔」が分かりやすいので、一つの例として挙げたいと思います。
「秘密の塔」の中には、

“しかしジャスミンは全てつぼみで、花は一つも咲いていない。”

というテキストがあるのですが、実際の画面のジャスミンは、花が全部咲いています。


一つの画像を使いまわしていたりするので、時々、

「言ってることと画像が違うよ!?」

「今、着てる服、それじゃないよね?!」

「…え、どゆこと?」

ってことが、結構あるんですね。

そのようにして、ゲームの世界では映像とテキストが平気で矛盾するということがたまにあります。

では、それを踏まえて考察をしていきます。


◆第1章00は、宇宙船ロールバックⅡ号が航行している映像から始まっています。↓


その時、おそらく宇宙船の人工知能が女性の音声で、

“航行1326日目目、目標のアンカーを見失いました。基地から応答なし。
この「ロールバックⅡ号」は、間もなく事象の地平面を超え、ブラックホールの特異点に墜落します。
私達はここに留まることになります。
この終わらない旅の中に。”

と案内しています。

なので一見、ロールバックⅡ号が、ブラックホールに墜落して、ブラックホールの中に永遠に留まることになる映像だと思うじゃないですか。


でも、違うんですよ。

結論から言うと、実は、この映像はロールバック隊を乗せた宇宙船ロールバックⅡ号が、巨大で乾いた土地の広がるフィロス星の上空から、今まさに旅立とうとしているシーンなのです。

そして、左上の方に見えるのはブラックホールではなく、深空トンネルです。

何故そう言えるのか。

一つずつ、検証していきましょう。

そもそも、ブラックホールらしき穴は宇宙船から遠いので墜落するような距離ではないです。

彗星が近くに飛んでるいので、ブラックホールに吸い込まれてる感が出てて、紛らわしいんですが、
宇宙船の周りに浮遊してる他の物体は穴に吸い込まれていっていません。

また、ロールバックⅡ号のエンジンの煙も、後ろへ向かって真っすぐ伸びていて、穴の方へ吸い込まれてはいません。

さらに、00映像を最初から確認すると、これに注目せよと言わんばかりに、はじめに宇宙船の棒状の部分のアップが映し出され↓

次の瞬間、そこからエンジンの煙が出始めています。↓


これを見ると、宇宙船は穴へ向かって進むためにエンジンを今まさに噴射した、ということがはっきり伺えます。
あの穴がブラックホールであれば、落ちないように逆噴射するでしょう。

つまり、ロールバックⅡ号は自ら穴に向けて前進していて、穴へ墜落しているとは考えられないのです。

◆さらに、こちらの参考サイトの引用をご覧ください。

「ワームホール」はブラックホールと見た目がそっくり!でも区別可能かもと判明?
からの引用です。

“ワームホールがSFでよく使われるのは、異なる時空を繋ぐショートカットとなり、光速の制限を超えずに遠くへとワープする方法としてよく使われる”

https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2022/12/38589/

“ワームホールとブラックホールは、方程式の上ではかなり似ていて、2つの穴を繋ぐトンネルが存在するかしないかの違いしかないよ。なので外から見た場合、ワームホールとブラックホールは極めてそっくりなはずで、区別ができるかどうかが極めて怪しいよ。”

https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2022/12/38589/

ワームホールという言葉は「世界の深層」04星の住処 02家 08/10に出てきます。

参考サイトからの引用文にあるように、ワームホールはSF作品の中で時空をワープするものとして使われており、恋と深空においては深空トンネルと呼ばれているものです。 

また、ブラックホールとワームホールは見た目が似ていてあまり区別がつかないようです。
そこで、00の冒頭映像がブラックホールなのかワームホール(深空トンネル)なのかを区別する違いはと言うと……、

“ワームホールの降着円盤から放出される光の偏光度は、ブラックホール自身から放出されるものとは違いがあることが今回分かったよ。その違いはわずかなもので、直接観測 (左側) での区別はかなり難しいけど、重力レンズ効果を通してみた場合 (右側) には区別が可能になる可能性があるよ! ”

https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2022/12/38589/

というわけで、そこに注目して00の映像を見返すと、ブラックホールの色数の少ない偏光スペクトルではなく、ワームホールの偏光である虹色のスペクトルが映し出されていました。
あまりはっきりとは見えないですが、下記の画像、破線で囲んだ部分です。

これも、冒頭映像の穴がブラックホールではなく、深空トンネルであることを示す手がかりとなりました。

・・・・

宇宙船AIのアナウンスを信じてはいけません。
このシーンは第8章に続いていて、ブラックホールには留まっていないんですからね…!!


全く…! 第8章10を見るまで、ずーっとメインストーリーの地球はブラックホールの中にある異次元世界かと思ってたヨ!!

・・・・

気を取り直して、真面目に。

恐らく、最初の女性の音声によるアナウンスは、宇宙船の人工知能(やAIロボなど)が、航行中の状況やデータを分析、現状況の判断や未来に起こることを推測して、乗船しているロールバック隊に案内しているのだろうと思います。

そして、第8章10では、宇宙船AIの音声で、ロールバックⅡ号が間もなく地球へ到着することが案内されています。

“ロールバックⅡ号は、あと1日で
深空トンネルの影の縁に到着予定です。
間もなく深空トンネルを抜け、
銀河系のオリオン腕に位置する旅の終着点、
「地球」と呼ばれていた
人類の故郷へ到着します。”

しかし、第1章ではブラックホールに墜落すると言っていました。

しかも、一般的に、ブラックホールは光でさえ脱出できない、と言われています。

ロールバックⅡ号は、AIの案内した危機を回避し、無事地球へ到着することができたのでしょうか?

では、この件について調査をしていきます。

まずは、第1章と第8章のシーンにおいて、宇宙船はロールバックⅡ号という名前で語られています。
そのため、第8章はブラックホールに落ちなかった別の宇宙船が地球へ到着する話ではなく、第1章と同じ宇宙船の話しであることを明確に示していると言えます。
そこで謎なのは、
ブラックホールに墜落します。
↓?
地球に到着します。
この間、光をも脱出できないブラックホールへの危機をどうやって回避したのか、です。

まず、その前に、
なぜ深空トンネル内にブラックホールがあったのかを考察していきます。

以下は、先ほど引用したブラックホールとワームホールの参考サイトから、再度引用となります。

“理論的にワームホールのトンネルは極めて不安定であり、素粒子1個でも入り込むとたちどころに潰れてしまうため、ワームホールができてもそれは一瞬でしかなく、たちどころに2個のブラックホールとなってしまい、観測不可能だろうと言われている。”

https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2022/12/38589/

どうやら、ワームホールは崩壊するとブラックホールになるようです。

セイヤ秘話「世を過ぎゆく」04旧友 05/08には、 

とあります。
そのことから、恋と深空のワームホール(深空トンネル)は、ワープポイントのミスにより、深空トンネルの波動が宇宙船の許容範囲を超えた状態、
つまり、宇宙船が通れないレベルまでにトンネル内の波動が崩壊し、部分的にブラックホールへ変化したと考えられます。

そして、その事を踏まえると「世界の深層」04星の住処 02家 08/10にある「ワームホールの崩壊」とは、深空トンネル内のブラックホールのことであると言えます。

この続き、次のページ09/10には、

 

とテキストが続いており、どうやらセイヤがいたからワームホールの崩壊(深空トンネル内のブラックホール)から無事に脱出できたようです。

ロールバック隊のセイヤは、光のEvolを持ち、光速で移動したり光を操ることができます。

しかし、ブラックホールからは光も逃げることはできません。

どういうことでしょうか?

宇宙船AIの予測案内をもう一度聞き返してみます。

“この「ロールバックⅡ号」は、間もなく事象の地平面を超え、ブラックホールの特異点に墜落します。”

光の速度で脱出できる境界は「事象の地平面」と呼ばれています。

それを越えてしまうと、光も脱出できません。

つまり、ロールバックⅡ号は、光のEvolを持つセイヤによって、脱出できるギリギリの境界のところでブラックホールに墜落する危機を回避した、と言えます。

以上のことから、第1章と第8章は続きのシーンであると考えられます。

◆この調査の結論:

第1章00の冒頭映像は、一見、ブラックホールに墜落していく宇宙船に見える。
しかし、実際は、ロールバックⅡ号がフィロス星から出発し、少し遠くにある深空トンネルに向けて飛び立っている映像。
その映像に、航行1326日後に起きる「ブラックホールに墜落するという予測のアナウンス音声」をかぶせている。
このシーンは第8章10に続いている。

そのため、これは、初見ではブラックホールに墜落していく宇宙船に見えるが、ゲームを攻略していくと違った景色が見えてくるという演出だろうと推測します。

◆今回の考察はいかがでしたか?


楽しんでいただけたのなら幸いです。

恋と深空には、きっと、まだまだ、たくさんのサプライズが隠されていると思います。

それでは、また、次の考察でお会いしましょう。



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